重力とケンカしながら、本を喰らう
『重力とのケンカはおもしろい。宇宙開発は植松努にとって、あくまでもやりたいことのための手段。本当の目的は、〝どうせ無理〟という言葉をなくすこと
だから、誰もが憧れ、誰もがあきらめてしまう、叶わぬ夢の象徴である宇宙に目を向けた
「〝どうせ無理〟は、あらゆるビジネスも、社会もだめにしてしまう。〝よりよく〟というのは人間が生き残るための手段として持っている大事な欲求
重力とケンカして上を目指し続ける。〝闇夜の素振り〟を続けなければ、夢は叶わない。夢は、願っただけでは叶わない。願い、実行した人が自らの力で叶えていくもの
野球部のレギュラーになろうと思ったら、学校の練習だけじゃ足りない。家に帰ってから夜の闇の中で、一人で素振りをし続けなければならない
誰かにやれと言われてからやったのでは間に合わない。自分がすべきだと思ったことをいかに早く始めるか。準備した時間が長い人間が勝つ
闇夜の素振りをする上で大切なのは、儲けを考えないこと。そう考えてしまうと、誰かのニーズに合わせ過ぎてしまう
リーダーとは、ひたすら一人で走る人。明日のために、今日の屈辱に耐える。明日、かたきをとるために今日は屈辱に耐えて、しっかり学ぶ
結局、自分が力をつけるしか方法はない。リーダーシップとは、命令を出すことではない。自ら動く人を育てるためには、リーダー自身がとにかく行動して、先に行くことが大事
もし誰もついてこなくても、足を止めてはいけない。走りながら考えることだってできる」』
こんばんは
おもしろき、こともなき世をおもしろく
竹ぼうき、ギターに見たててかき鳴らす
guts koporu takkaです
前記事
で宇宙を飛びまわるという話が出たので、今回はこれにしてみました
かなり意味あいは違いますけどね!
『宇宙兄弟』といえば大ヒットマンガですが、わたし、マンガもアニメも観たことがございません
わたしも人なみに宇宙空間に対する興味、あこがれとかはあるんですけど、単純にこのマンガに惹かれなかった、呼ばれなかったということですね
ただ、なぜかこの本には強い興味を惹かれた
本は呼ぶんですね。だから小さくてもあれだけの本が置かれている書店という空間で、すっと本と〝出会う〟ことができるわけです
もちろん、図書館もしかり
そして、呼ばれたからにはもちろん本的にもこちらに用があるわけです
『ようよう、ちょっと神さまに言われてお前さんに読まれにきたんだが、俺っちも忙しいからよ‥。ケツカッチンなわけだ。早く手に取ってくんな!』という感じですかね
でもわたしは買ってからけっこう〝積ん読〟しとくことが多いので、本のほうもヤキモキしてるでしょうねw
さっさと読めyo!と
呼ばれた理由はさまざまでしょうが、それは、たったひとつの〝文章〟に出会うためであったりもするわけです
ときにはぶ厚い哲学書のたった一文だったりもするわけなので厄介ですが‥
この本(ムック)に関しては、この文であったような気がします
『重力とのケンカはおもしろい。宇宙開発は植松努にとって、あくまでもやりたいことのための手段。本当の目的は、〝どうせ無理〟という言葉をなくすこと
だから、誰もが憧れ、誰もがあきらめてしまう、叶わぬ夢の象徴である宇宙に目を向けた
「〝どうせ無理〟は、あらゆるビジネスも、社会もだめにしてしまう。〝よりよく〟というのは人間が生き残るための手段として持っている大事な欲求
重力とケンカして上を目指し続ける。〝闇夜の素振り〟を続けなければ、夢は叶わない。夢は、願っただけでは叶わない。願い、実行した人が自らの力で叶えていくもの
野球部のレギュラーになろうと思ったら、学校の練習だけじゃ足りない。家に帰ってから夜の闇の中で、一人で素振りをし続けなければならない
誰かにやれと言われてからやったのでは間に合わない。自分がすべきだと思ったことをいかに早く始めるか。準備した時間が長い人間が勝つ
闇夜の素振りをする上で大切なのは、儲けを考えないこと。そう考えてしまうと、誰かのニーズに合わせ過ぎてしまう
リーダーとは、ひたすら一人で走る人。明日のために、今日の屈辱に耐える。明日、かたきをとるために今日は屈辱に耐えて、しっかり学ぶ
結局、自分が力をつけるしか方法はない。リーダーシップとは、命令を出すことではない。自ら動く人を育てるためには、リーダー自信がとにかく行動して、先に行くことが大事
もし誰もついてこなくても、足を止めてはいけない。走りながら考えることだってできる」』
こういう言葉とは、ある一定の周期で出会います
どれだけ固く胸に誓っても、人間ってのはすぐ忘れます
あまり、高尚なもんじゃあない。だからこそ天に近づきたいと思うわけですが
なので、そんなどうしようもないやつにでも神さまは‥
〝それでも前を向いてるやつ〟限定で、「ほら、忘れてるぞ。これでも読んどけお前」と助け舟を出してくれるわけですね
まったく‥ありがたい限りです
この本に他になにが書いてあったのか、そして植松さんのことすらよく覚えてないですけど、〝重力とケンカする〟って表現はおもしろいですよね
それはこの本じゃなきゃ、この人じゃなきゃできない表現だったかもしれないし、だからこの本だったんだな、と思います
さて、また本棚から呼ぶ声がするので、このへんにしておきましょう
バイバイ!