ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

〝石の上にも三年〟という洗脳

こんばんは

 

いつも玄関を出るまで雨が降っていることに気づかない男、

 

guts koporu takkaです

 

 

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よしながふみ、大奥

 

 

 

卵が先か、ニワトリが先か

 

『お信、ここは、暗い

こんなにも、輝くばかりの美貌や才覚を持つ者達がひしめいているというのに、心が、暗いのだ』
 
最初にお断りしておきますが、
このセリフに関しては出典の巻数が不明なので、
1巻の画像を持ってきています
 
 
では、内容に入ります
 
二日前に

c-b-a-from466.hatenablog.com

 

でお話した前職の建築営業時代のお話がわりと好評だったので、

また少し絡めてお話しましょうか

 

そう、

 

〝暗い〟んですよ

 

建築営業という仕事柄、

コンスタントに成約し続けられれば、

年収2000万はざらに、

1億とかの人もいたりします

 

他の営業では、

トップセールスマンと言えども

なかなか辿り着けない数字ですよね

 

ただ、もちろんその分、

なかなか奮わない営業所だと、

月に誰かが1件成約するくらいだったりする

 

奮わない営業所と言うよりは、

一部の売り続けている営業所を除けば、

そういうところも多かったのかもしれません

 

ただ、街の規模でシェアやニーズ決まるってことでは

ないんだろうなあ、とは思っていました

見つけてくる人は見つけてくるし、

見つけてこない人はどこに行っても見つけられない

大都会だからめちゃくちゃ有利ってことでもないし、

人口が少ないから売れないということでもない

 

その中でも我が函館営業所はピカイチ奮っておらずw、

支店閉鎖の危機でしたね

 

 

ただ、

ニワトリが先か、

卵が先かって話で、

支店や個人の成績が奮わないから暗いのか、

支店や個人の雰囲気が暗いから奮わないのか、

それは微妙なところでしたね

 

私に関しては全然ヘタレのルーキーでしたけど、

一部のスペシャリストを除けば、

あまりパッとした人もいませんでした

 

残業のために残業する人

 

長く会社で生き残ることだけを考えてる人

 

同期で入社して、

 

「ここは違うな」

 

といち早く辞めていった人がいましたが、

賢い選択だと思います

私はその後一ヶ月くらいいましたが、

すっかりエネルギー吸い取られて、

復活まで時間かかりましたからねw

 

2社のサラリーマン経験、

どこで働いていたにしても、

どんなに嫌な職場であっても、

自分で決めたラインまでは踏ん張って働いてきました

それはそれで意味があった

 

だけど、同時にそれは

 

〝石の上にも3年〟

 

みたいなある種の洗脳の影響もあったんですよね

 

目の前の仕事を好きになる努力は大切です

そこからしか本当にやりたいことは見えてこないとも言える

 

ただ、本当に嫌な仕事は1ヶ月だろうが3日だろうが

すぐに辞めることの大切さもよくわかりました

 

居心地が悪くて仕方がない石の上に3年もいたら

脚が腐っちゃいますからね

 

そして、得られたものより、

いろんなことを取り戻すことのほうが大変だったりしますからね

 

 

少し話を戻しますね

 

その職場ですが、

致命的だったのはやはり支店長の〝暗さ〟だったと思います

彼は身を削って生きてきた人で、

言うことに重みはあった

気にかけてももらいました

 

だけど、決定的に暗かった!

考え方の根本が暗い感じでしたね

その雰囲気が明らかに伝播してるなーと

 

環境のせいにしても始まらないんですけど、

サラリーマンである以上何階級も上の人間に

変わってもらうのは難しいですからね

 

と言うより、

人を変えようとするエネルギーがまず無駄ですね

 

まあ、自分が変わる、

というより辞めたほうが早いという決断は

私の考えなので、

そこは個々人にお任せします

 

ただ、前述したように、

なんとかなりそうならまだしも、

苦痛で仕方がない場所に居続けて得るものよりも、

あとで取り返さなければならないものが大きいのは

確かだと思いますよ

 

 

その支店長とは辞める際にわりと腹を割って話すことが

できましたが、

 

「あんた暗いんだよ!!」

 

とはさすがに言えなかったですねw

 

 

 

ではこのへんで筆を置きます

 

以下に読書ノートの残りを貼っておきますね

 

 

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  よしながふみ、大奥 9巻

 

 

『患者の命を救うのに、蘭方も漢方もありませんよ。

…と言ったって私達医者にできる事はほんの少しで、病を本当に治すのは患者自身の力なのですけれどね』
 
 
ではまた次回!