ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

ロボットにならずに、感情とつきあう

『 イラッとしたことに遭遇したら、それは現在のあなたの課題 』

 

 

『怒りの感情は人としてあって当たり前だし、何も恥ずかしがることではないのだ

怒りの感情をコントロールすることができず、本能の赴くままにむき出しにすることが損な生き方であり、人として恥ずかしいだけだ
怒っても、恥じることはない。気持ちが揺れ動くのは感性が豊かな証拠』
 
 
『「なぜ腹が立つのか」をもう一突っ込んで考えてみよう。それは、怖い時ではないだろうか
怒っている人や怒鳴っている人は、怖がって怯えている人だ。怖い時に怒ることなく「怖い」と正直に言えるのは、幼児か、もしくは圧倒的な実力を備えた大人だけだ
怒っている人を見かけたら、「怖がっているんだな」と理解してあげよう。反対にあなたに怒りが込み上げてきたら、「自分は怖がっているんだな」と気づこう。怖い時に「怖い」と正直に言えるために、実力を磨いておこう』
 
 
『怒鳴ると血圧が急激に上昇する。巡り巡って心筋梗塞脳梗塞の原因にもなる。もちろん自分の怒りの感情に嘘をついて我慢するのも、それはそれでストレスの原因になるから問題だ
ではいったいどうすればいいのか。「怒鳴ると、寿命が縮む」とだけ知っておくことだ。怒鳴ろうとした相手は、あなたの寿命を削るほどの価値があるだろうか
本気で怒鳴るべき相手とは、あなたが寿命を削るだけの価値ある人間でなければならないということだ。寿命を削って怒鳴るだけの価値が、相手にある?
もしそうなら、遠慮せずに怒鳴ろう』
 
 
『人が離れていくということは、お金も離れていくということだ。孤立無援、かつ貧乏になり、運気がどんどん下がる
怒鳴った瞬間から、人もお金も離れていく。その覚悟はできているか』
 
 
『怒りは、知性で逸らす。相手から、はからずも怒りを買ってしまうことがある。こんな時、相手の怒りを正面から受け止めてはいけない。あなたにも怒りの感情が芽生えてくるからだ
相手が怒るのはコントロールしようがないとしても、あなたまで一緒になって怒る必要はない。怒りは正面から受け止めるのではなく、逸らすのだ
過剰に反応せず、かといって露骨に無視をするのでもなく、最小限のエネルギーでヒットポイントを逸らすのだ
「あなたのそこがダメ!」と怒られても、「お前だって……」と返さない。「ああ、確かにその通りだ。ありがとう。ところで……」と、受けたふりをして逸らすのだ
怒りの逸らし方は、知的な人たちから無限に学べる』
 
 
『食欲・性欲・睡眠欲が満たされている人は、キレない
美味しいものを食べている人は、キレない。最愛の人と好きなだけSEXしている人は、キレない。毎日熟睡している人は、キレない
いずれかが満たされていないと、体が急いで満たすようにイライラさせてアラームを鳴らす。生存するための人類の本能だ。もちろん原始人のように本能の赴くままに行動しては、最悪の場合は犯罪者になってしまいかねない。現代人としては、「キレているひとは満たされていないんだな」とだけ押さえておく。キレている人を見ても、「満たされていないお気の毒な人なんだな」と許せる。反対に自分がキレそうになったら、何が満たされていないのか振り返ろう
美味しいものをたくさん食べて、好きな人と会話して、たっぷり熟睡していれば、ちょっとやそっとのことではキレなくなる
自然の摂理に則って快感を味わえることは、すべて正しいのだ
この人は満たされていないのだ、と理解するだけで、相手への怒りは消えていく』
 
 
『続かないのは、続ける必要がないから
続かないことは、自分に必要ないことなのだ。放っておいても続くことこそが、自分にとって必要なものなのだ
無理に続けようとせず、続けられるものに対して情熱を注いだ。その結果、今の人生がある。無理せず淡々と継続できるものに集中して取り組んだところ、人生が好きなことで埋め尽くされた
自分が継続できるもので圧倒的な実績を残せば、継続できないものは周囲が喜んで手伝ってくれる
苦節何十年の成功者がポロリと漏らした本音を、私は生涯忘れないだろう
「〝苦節何十年 〟は周囲がそう騒いでいるだけで、僕は好きに生きただけ」
続かないことに悩む時間があったら、続けられることに集中して取り組もう』
 
 
『スランプからずっと抜け出せない君へ
成長が止まるのは、練習のし過ぎだから
努力が報われないことで悩んでいる人は本当に多い
努力しているのに成長が止まって成果が出ないのは、練習のし過ぎだからだ
大学4年間、筋トレに明け暮れていた。週に3日と決められていた。筋繊維の破壊作業を行い、体がその修復に要する時間は48時間といわれていたからだ。しかもその48時間のうちに、十分な栄養と休息を確保しなければならない。毎日筋トレしたら、破壊作業の繰り返しになるわけだから、筋肉も筋力も衰えていくオーバートレーニングに陥ってしまう
不器用な努力家が報われないのも、これと同じではないだろうか
睡眠時間を削って必死に勉強や仕事をしても、長期的な効果は薄いだろう。なぜなら睡眠中に記憶は刻まれ、体中の細胞に栄養も満たされるからだ
煮詰まった時には、思い切ってゴロンと休んでみれば、人生が変わっていくだろう』
 
 
『価値観の強要を教室や会社で行っているのがいじめであり、
国家の間で行っているのが戦争である
「自分は何て冷たい人間なんだ……」
と、くよくよしている人は、温かい人だ
「もしかしたら自分は間違っているかもしれない……」
と、くよくとしている人は、とても知的な人だ
自分の欠点をきちんと認められる人は、知的で温かい人』
 
 
『口を開けば批判ばかりの相手と、いったい誰が一緒にいたいと思うだろうか。孤立人生から脱出したければ、まず身近な人の長所を認め、それを教えてあげることだ。他人の長所を集めていると、必ず自分の長所も見つけてもらえるようになる
孤立する原因は、すべて自分の中にある。相手の価値を認め、素直に言葉に出してみよう』
 
 
『大失敗をしたのは、もう二度と失敗しないため
致命的な失敗をして、立ち直れない人がいる
大失敗というのは、誰でも人生で一度や二度はやらかすものだ
否、大物の人生には大失敗は不可欠だ
たとえでっち上げてでも大きな失敗をしておかなければ、
将来、自分の偉人伝が出版されても面白くないから売れないのだ
せっかく入った大学を除籍されてしまった
会社で大失敗をやらかして、クビになった
独立して1年も経たずして、倒産して膨大な借金を抱えてしまった
これらの失敗は、あなたの人生において重要な意味がある
どんな意味があるのかは、すべて後からわかる。「ああ、この成功のためにあの時の失敗があったのか!」と、見事に繋がる
いずれにせよ大失敗は、
もう同じ過ちを繰り返さなくてもいいように経験するべきなのだ
大失敗の痛い記憶は、生涯忘れられない。生涯忘れられない記憶でなければ、また同じ過ちを繰り返すからだ
これから成長して夢を叶え幸せな人生を送っていくためには、
できるだけ早めに大きな失敗をしておくことだ
失敗した自分を責め続けてはいけない
その失敗は、人生において重要な意味がある』
 
 
『やることなすこと、周囲から批判されるあなたへ
嫉妬には、圧倒的スピードと量で無関心になる
(中略)
がんばる人には、嫉妬や批判がついて回る
「嫉妬なんてしてない。自意識過剰じゃない?」は嫉妬する人の常套句だ
いじめと一緒で、本人が嫉妬を感じたら、嫉妬を受けていると考えていい
(中略)
がんばっている人見ると、がんばっていない人は怖くて落ち着かない。自分が怖いから、高い位置でがんばっている人を、自分のいる位置まで引きずり下ろして心のバランスを保とうとする
嫉妬されないようにする方法は、媚びることではない
そんなことをしたら嫉妬する連中は大喜びして、
がんばる人を永遠に自分たちの仲間から手放さないよう、
精神的な監禁をしてくるだろう
嫉妬する連中は、圧倒的なスピードと仕事量で、置いてきぼりにしていけばいいのだ。嫉妬する連中の批判を、あなたのスピードに追いつけないようにしてしまうのだ。嫉妬する連中の批判を、圧倒的な仕事量で打ち消してしまうのだ。嫉妬が気になるうちは、スピードと量がまだまだ未熟だということなのだ
がんばる人が周囲の嫉妬を受けるのは仕方のないこと。突き抜けた存在になれば、周りの雑音は聞こえなくなる』
 
 
『 厄介そうな先輩は、〝挨拶〟と〝実力〟で必ず包み込むことができる。正攻法で、丁寧に接するのいちばん 』
 
 
『 悪口を言う人は放っておけばいい。周囲のやる気を削ぐ人間は、消える運命にある』
 
 
『 帰る故郷がない人は、最強 』
 
 
『 身近な存在を応援し続けるためには、自分も成長し続けていることが不可欠だ 』
 
 
『男も女も嘘つきだ。嘘のない大人は、正しい人かもしれないが、退屈な人だと私は思う
愛し合う男女間の嘘の本質をたどっていくと、「相手に嫌われたくないから」という本音が見えてくる。昔、風俗で働いていたことを隠していたのは、「相手に嫌われたくないから」
職業を偽ってきたのは、「相手に嫌われたくないから」。浮気を隠してきたのは、「相手に嫌われたくないから」
嘘はいけないものであるという模範解答をあえて外して考えると、嘘もそんなに悪くない気がしてくる。少なくとも本気で愛し合っている男女間の嘘は、悪意に満ちたものではなく、善意から生まれていることに気づかされる
もちろん、だからといって開き直ってはいけない。嘘をついて人を騙すのは、やはり、最終的に相手を傷つける結果になる
ただ相手が嘘をついているとわかった時には、一方的に攻めるのではなく、「私に嫌われたくなかったんだな」と考えてあげよう。「私も嘘をついているように、この人も嘘をついているんだな」と、許してあげよう
男性は惚れた女性の気を惹くために、自分を大きく見せようと嘘をつくものだから
嘘をつくのはよくない。しかし、嘘が愛をつなぎとめることもある』
 
 
千田琢哉、たった2分で、怒りを乗り越える本。

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こんにちは

babyの誕生を、いまかいまかと待ち構える男

guts koporu takkaです

 

 

怒りと感情のコントロールは誰の人生にも

ついてまわる課題でしょう

 

でもね

 

感情がなかったら、人間じゃないんですよ

 

AIと人間を区別する大切なもの

 

それが感情です

 

抑え込むのではなく、コントロールする術を身につけて

 

お互い、おもしろい人生を送りましょうね

 

 

バイバイ!