言葉にしないほうが、いいものもある
『インチキだね!』
パコ・ロカ、皺
こんばんは
guts koporu takkaです
いま、何度目かの書棚の整理をしています
本当にとっておかなければいけないもの以外は、極力いちど手放したいので
自分を、過去から解き放っていきたい
その本の自分にとっての意味を考えながら、読まずに手放すものもあれば(買ったときに、なにに〝投資〟しようと思ったのか、なにを思って買ったのかを考えながら)、このように、もう一度読んだりも、もちろんあります
心の機微、それは雲のように
この本は、スペインの作家さんが書いた、介護老人施設の物語です
良い人だとか、友情だとか、そういう言葉で括りきれない、人間の、不思議な心の動きが表現されています
そこに理由なんて、きっといらないんですよ
説明しようとすればするほど、陳腐になっていく
〝オリジナル〟から、遠ざかる
『インチキだね!』
この言葉に、この物語のなかのひとつの〝物語〟のすべてが集約されている気がします
もし気になったら、ぜひ手に取ってみてください
わたしはこの本を手放しますので、あなたの元に渡ったらいいですね
ではこのへんで
バイバイ!