ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

自分の延長線上に、ない世界

『 「死ぬ時に備えて生きてる時にどーこーしろ」とか「老後のために若い頃に頑張れ」とか、〝楽しみを先送りして今は我慢しろ系〟の思考は法律で禁止すべきだと思うくらいたちが悪い 』

 

 

『 5年後にどこで何してるかわかっちゃうような人生はまっぴらごめん 』

 

 

『ネットを見ていると、匿名性が高い場所ほど〝嫉み〟の感情があからさまに表されてる

つまり、嫉みとは「実名では見せたくない感情」ということなんだろう』
 
 
『40代とか50代の人ってさ、若い子に「夢を持って頑張れ」とか言ってるヒマがあったら、自分が夢を持って頑張ったほうがいいと思うよ
いやまじで』
 
 
『 「自分が一切失敗したくない」という人もやばいですが、「自分の子供に一切失敗させたくない」人もかなりやばい 』
 
 
『成功した人が「俺はこうやって成功したのだ!」というのは、大半が後付けの理屈
同じように、成功者を見る一般の人が「あの人は、能力や資産、コネなどがあったから成功したのだ」と思い込むのも、その大半が後付け』
 
 
『 「お金がないから自由に生きられない」と言う人は、何億円手に入れても同じことを言っていると思う 』
 
 
『「お金の価値がわかるようになってから自分で使わせる」とか言ってる人は、「自転車に乗れるようになってから、初めて自転車に乗った人」なんだろうな
天才だな』
 
 
『若い人に告ぐ。「この会社はあかん」と思ったらさっさと辞めるべき
少なくとも、大企業に行ける人は、大企業なんか行ってる場合じゃない
大企業に居続けるのが悪いとは言わない。起業をする必要もない
やめたほうがいいと思うのは、「無思考に流され続けること」と、「みんなと同じことをやって安心してること」
それってわざわざ供給過多の世界に飛び込む行為でしょ』
 
 
『 人生に10年しかない20代のうちの1年より、新卒カードが大事だなんてびっくりです 』
 
 
『すごい人に会って、憧れているようでは話にならない
悔しがらないと』
 
 
『てかね、23歳から50年働くってイメージわきにくいと思いますが、40歳から25年とか30年働くって、マジで長いよ
23歳から70歳まで47年間、働くことになる20代の人にとって、「一生にひとつの仕事」とか、「一生、ひとつの会社」とか、もうありえないと思うんだよね』
 
 
『 「みんなと同じことをやる」→「供給過多の海に、自ら飛び込む」→「仕事の単価はまず上がらない」と理解すべき 』
 
 
『 ネットを含め市場の一番の特徴は「多様性と混沌」だから、整ってて安定してる環境でしか力を発揮できない人は(これから)厳しいと思うんだよね 』
 
 
『私が「クビになってもたいした問題じゃない」と言うと、「クビになったら食べていけない」とかいう反応を返してくる人もいるけど、1社クビになったくらいで「食べていけなくなる」ような人を雇ってる企業は大変だなと同情する
自分の判断で生き始めると「クビになる」とか全然怖くなくなるんだよね
「誰かの基準では(私は)ダメらしいけど、私の判断基準では(私は)サイコー!なので、全然オッケー!」と思えるから
他人の基準での自分の評価なんてどうでもよくなる』
 
 
『「本を読む」と「考える」は全く違う行為なのに、本を読んで考えた気になってる人もたくさんいるよね
まあ、朝、会社に行って、夜、帰宅して、「働いた気になってる人」がいるのと同じだけど』
 
 
『日経マネーが「貯金額の世帯平均の都道府県ランキング」を載せてて、1位の東京以外は、香川、徳島、富山、奈良と地方が続くのを「富裕層は四国にいる。地方に多い」とか書いてて笑えた
それ、貯金がゼロに近い18歳や23歳の若者が都会に出てしまうから世帯平均貯蓄額が上がってるだけです』
 
 
『 ITとかいくら進化しても、「通勤」をなくせないようではアカンやろ、と思う 』
 
 
『新聞とかテレビって、「LINEで知り合った男にわいせつな行為をされた」みたいな報道はしても、「固定電話にかかってきた電話を受けて振り込み詐欺に遭った」とは報道しないよね
なんで前者だけ、通信手段の名前を出すんだろ?』
 
 
『超絶効果のあるダイエット茶←下剤が入ってるだけでは?
超絶効果のある美白クリーム←漂白剤が混ざってるのでは?
超絶気持ちよくなるドラッグ←神経ガスを吸うようなものでは?
とか思ったほうがいいよ』
 
 
NHKニュースで、福島の避難民の方が「除染には莫大な資金がかかると聞いている。その資金を今の生活支援に振り向けられないのか?」と質問してたけど、国の担当者は淡々と除染の計画を説明したと報じてた
国はね、向こう100年、何も考えずに除染に邁進する覚悟だよん』
 
 
『 大半の宗教は「死後の世界」を強調するけど、あれは「死後の世界があるんだから、現世はいくら搾取されても我慢しなさいね」という為政者側の理論を支援してるだけだよ 』
 
 
『日本人が300円の手数料を払って捨てるものが、地球上の裏側で500円で売れるとしても、800円でそれを移動させる手立てがない
過不足のあるニ地点を結ぶコストが高いことによって、ふたつの問題が併存してるケースはたくさんあるよね
日本国内でも長年、食べ物の多くが破棄されている一方で、食べるに困っている人もいる
「移動」だけで解決できるのに、未だに解決できない』
 
 
『「赤ちゃんポスト」を運営してる熊本県の慈恵病院の院長はほんとーに偉い
死産の赤ちゃんがポストに入ってても、個別事例として対応し、ポスト設置の是非に話をもっていかない
始めた時も相当に叩かれたと思うけど、動じなかった
リーダーってこういうことができないとダメなのだと、教えてくれる
自分の行動を「空気」なんかに左右させるようでは、リーダーにはなりえない』
 
 
『そもそも「少子化が進むと年金が破綻する」とか、「このまま人口が減ると働き手が足りなくなる」とかいうのは、「たくさん産んで兵隊にしよう」と言ってた「産めよ増やせよ」政策と発想が同じだよね
経済や国家のために子供産むとかありえない。それじゃ本末転倒』
 
 
『「老後破綻したかわいそうな高齢者」をとりあげ、「福祉の充実が必要」って方向に世論を引っ張るより、「やたらとお金を貯め込んでる高齢者」をとりあげ、「なんか制度が変じゃないすかね?」って方向に持ってくほうが、よほど社会的意義のある報道だとはいえないだろうか?
オレオレ詐欺で2000万円だまし取られた高齢者が、いったい全部でいくらの資産をもっているのか、そーゆーのを特集した番組を作って欲しいもんだよ
そして、いったいこの人達は、どーやってそんな多額な資産を、70代、80代まで減らさずに維持できるのか、その辺もぜひつっこんでほしい
2000万円をオレオレ詐欺でだまし取られたAさん(78才)は、資産が6千万円あるのですが、医療費も介護費用も一割負担のため、毎月の年金25万円のうち、5万円が貯金として蓄積され、まったくお金が減らないそうです
みたいなナレーションで』
 
 
『 「皆が持っているモノ」を手に入れるために人生の時間を使っていたら、自分が本当に欲しいモノを手に入れるための時間が足りなくなりますよ 』
 
 
『「つらいことを我慢しないと食べていけない」とか、嘘ばっかり子供に教えるのはもうやめよう!
大丈夫。人生はなにかを成し遂げるためにあるんじゃなくて、楽しむためにあるんだから
あたしの人生は自分の嫌いなこととか不得意なことから逃げて逃げて逃げて避けて、ようやく「おー、ここはいい感じ」っていうのを見つけてラッキー、みたいな人生です』
 
 
『 日本の根本的な問題は、富裕層への税率が高いことではなく、お金を稼ぐということへのリスペクトのなさだよ 』
 
 
Twitterは圧倒的に「市場的」だよね。つまんないコト言うと誰も返事してこない。おもしろいこと言うと、RTが殺到する
FBだと何言っても反応のレベルはそんなに変わらない。反応数は、言った内容より友達の多さに左右されるから』
 
 
『 単身化、高齢化が進む社会では、「なにげない日常会話」が売り物になる可能性があるってことかな 』
 
 
『「アメリカって失敗が許される社会なんですよね?」とか言う人がいるんだけど、「許される」ってまるで悪いことみたいじゃん
もはや失敗=悪いこと、というコンセプトが古すぎる』
 
 
『みんな「どうやって価格を下げるか」ばかり考えすぎ
考えるべきは「どうやったら高くても売れるか」だよ
コスト削減ばっかりやってて楽しいかな』
 
 
『ピザとかスーパーマーケットの配送って、大雨とか猛暑の日には、追加料金(100円ほど)を取ればいいと思うんだよね
んで、代わりに実店舗は「雨の日割引」をすれば良い
「価値に見合ったプライシングをする」ってのは、当たり前だと思うんだ』
 
 
『音声電話の内容をすべてビッグデータ的に分析し、よく話されてる内容をひとつずつネット化すればいい
たとえば、レストランの予約、歯医者や病院の予約、役所などへの問い合わせなど、「今まだ音声通話でなされていること」って、ネット化のニーズがめちゃ高いはず』
 
 
『今日書いた、「バランスなんてとってるとおもしろくない」ってのは、人だけじゃなくて企業も同じなんだよね
「すべての人に満足してもらえる商品」とか作ってると、めっちゃおもしろくない商品になる』
 
 
『個別の日本人で、世界で活躍できる人はいくらでも現れる
でも、日本企業が世界で勝つとか、日本が世界でトップとか、そういう概念はもう忘れたほうがいい
多国籍化しない企業がグローバルに勝てることはないし、生産者人口の減る国の国力が上がることはない』
 
 
『 日本人て、「ソニーがアメリカの会社だと思ってるアメリカ人がいた」と聞いたら喜ぶくせに、「インスタントラーメンは韓国のものと思ってる韓国人がいた」と聞くと怒るよね 』
 
 
『日本の「デパ地下スイーツ」って、そのまま(売り場ごと)輸出したら、アジアで大反響になると思うよね
韓流を越える熱狂で迎えられると思う
もちろん欧米や中東でも受けると思うけど』
 
 
『 アマゾンやグーグルなどが租税回避をして税金を払ってないと怒る人が多いけど、彼らがそのお金を自社内で次の画期的な商品やサービスの開発に回すほうが、税金として政府に差し出して無駄に使われるより、よほど人類の未来のためになる 』
 
 
『自分の命が惜しくない人への対策は存在しない
彼らが希望のない世界(=命が惜しくない世界)から脱出できない限り、定期的にテロが起こる』
 
 
『てかね、世界は「都市間競争」に入ってるんです
国じゃなくて
日本の競争力なんかより、メトロポリタン・トーキョーの競争力のほうが圧倒的に高い
日本が勝てなくても、東京は勝てる可能性が十分にある』
 
 
『 「日本の未来が暗い、絶望的だ」とか言ってる人って、いったいどこの国の未来が、日本の未来より明るいと思ってんのかな… 』
 
 
『自分の持っている知識や技能を、世界の可能性ある子供や若者たちに、無料でいいからぜひとも提供したい!と考える一流の人たちは山ほどいます
彼らがその手立てを持った時、当然の帰結として、(質の高い)教育は無料化へと向かうのです』
 
 
『「問題の量>実行力ある志」の場合、世界の問題は増え続け、「問題の量<実行力のある志」の場合、世界の問題は少しずつ改善します
今まで、人類の歴史はずっと後者だった。だから未来は明るいと思ってる』
 
 
『独りであることを理解することは大事なことだと思ってる
一人旅ができない人と一緒に旅行はしないと決めてます
一人で生きられない人と一緒に生きるのも無理です
あと、「孤独」をきちんと知っておくことは大事だよ
その時、自分がどういう気持ちになるのか、どれくらいつらいのか(つらくないのか)、そういうことを知って、いつでも向き合えるようになっておいたほうがいい。よほど強い人以外は
特に今まで一度も「世間様」と違う方向の選択をしたことがない人は、一度じっくり自分に問うたほうがいい
「ほんとにこの道は自分が来たいと思った道だろうか?」って』
 
 
『 就活も同じなんだけど「権威に選んでもらう」という発想を抜けられない段階で、「その他大勢入り」が確定してしまう 』
 
 
『父はよく「オレの金で食べている間は、オレの言うとおりに生きてもらう。好きなことしたければ早く自分で稼げ」と言ってました
そりゃーそうだな、って思いました』
 
 
『 「とりあえず貯金」とか、「とりあえず就職」とか、思考停止以外の何物でもありません 』
 
 
『 去年、100万円分の貯金が増えたと喜んでいる人は、「もしかして自分は100万円分の貴重な経験をとりにがしたのではないか?」と真剣に振り返ってみたほうがいい』
 
 
『 「学校は役に立つはずだ」というコンセプトは、「多額のお金が必要なものは価値があるはずだ」という一般的な錯誤から導かれる、個別錯誤だよね 』
 
 
『 早めに引退したい人が心がけるべきことは、1 無駄なものを買わない(家とか保険とか)、2 生産性を上げる(効率よく稼ぐ)ことです 』
 
 
『 「今行われていることは少々問題があっても仕方ないが、新しい技術を使う場合は完璧でなければ導入してはならない」という宗教に汚染されている人が世界の進歩を妨げているのです 』
 
 
ちきりん、多眼思考

f:id:c-b-a-from466:20151016194909j:plain

 

 

こんばんは

guts koporu takkaです

 

今日で、歯医者が終わったので、記念にケーキを買ってきました

最近は一日二食生活にも慣れてきましたが、食べたいものがあるときは、

無理せず食べるようにしています

ストレス溜めてもしょうがないし、急激に絞ってもまた戻って繰り返しってのがパターンなんで

太らない身体をつくろうと思います

 

 

さて、ここまで読んでくださった方は読み疲れしてると思います

わたしも、貼り疲れしました

 

このブログは皆さんとともに進化していくブログですが、そもそも読書ノートの中からもう少し厳選したほうがいいかもってのは考えてるんですけどね

ただ、この『ちきりん』さんの言葉に関しては、これだけ載せる価値があるでしょう

 

これからも、お互いに〝延長線上の外にある世界〟を、本を読み、人に会い、吸収していきましょう

 

では今回はこのへんで

バイバイ!