ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

誰も、誰かを丸ごと助けてやることなんてできない

『あなたがおちぶれたとき

手を差しのべてくれる人は、友人ではない
「辛いときこそ助け合うのが真の友人関係だ」などと言われる
そんなことはない
あなたが落ちぶれたときにあちこちからその噂を聞いて駆けつけてくる連中は、
同様に落ちぶれて傷を舐め合いたいだけだ
怪しい宗教団体も執拗に勧誘してくるかもしれない
そういう意味では、落ちぶれたほうが見かけの友人が増えて孤独を
紛らわせることができるかもしれない
富士山を思い出してみてほしい
麓に近づけば近づくほどに樹海が広がっており、
ゴチャゴチャとしている
頂上に近づくにつれて樹木は少なくなり、スッキリしていく
人間社会も同じだ
「辛いときこそ助け合うのが真の友人関係だ」の真意はこうだ
落ちぶれても歯を食いしばって1人でがんばっていると、
まもなく真の友人が現れる
落ちぶれたあとに群れた瞬間、生涯そのコースで生きていくことが決定する
落ちぶれたときこそ1人になるチャンスであり、
親友に出逢えるチャンスなのだ
苦しんでいる親友には手を差しのべず
這い上がってくるのを待つ』
 
 
千田琢哉、あなたがおちぶれたとき手を差しのべてくれる人は、友人ではない。

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こんばんは

入院中の奥さんから送られてきた娘(新生児)の泣き声が、

ずいぶんハスキーだったのでびっくりした男、

guts koporu takkaです

 

これは歌姫誕生の予感でしょうか‥

 

 

 

『あなたがおちぶれたとき

手を差しのべてくれる人は、友人ではない
「辛いときこそ助け合うのが真の友人関係だ」などと言われる
そんなことはない
あなたが落ちぶれたときにあちこちからその噂を聞いて駆けつけてくる連中は、
同様に落ちぶれて傷を舐め合いたいだけだ
怪しい宗教団体も執拗に勧誘してくるかもしれない
そういう意味では、落ちぶれたほうが見かけの友人が増えて孤独を
紛らわせることができるかもしれない
富士山を思い出してみてほしい
麓に近づけば近づくほどに樹海が広がっており、
ゴチャゴチャとしている
頂上に近づくにつれて樹木は少なくなり、スッキリしていく
人間社会も同じだ
「辛いときこそ助け合うのが真の友人関係だ」の真意はこうだ
落ちぶれても歯を食いしばって1人でがんばっていると、
まもなく真の友人が現れる
落ちぶれたあとに群れた瞬間、生涯そのコースで生きていくことが決定する
落ちぶれたときこそ1人になるチャンスであり、
親友に出逢えるチャンスなのだ
苦しんでいる親友には手を差しのべず
這い上がってくるのを待つ』
 
これは、実体験からもほんとですね
 
大学時代の親友と、社会に出てからも付き合いがありました
そいつはほんとに骨があって、カッコいい奴でした
 
あるとき、詳しくは書きませんが、
そんなに同時にいろいろ起こるものなのか‥
というくらいの不幸が、そいつを襲いました
 
仕事もクビになったので、
金を貯めるためにはいいだろうと、うちに来いよ、と住まわせました
家賃折半だと絶対揉めるので、
家賃はなし、光熱費とかだけ適当に払ってもらうことにしました
 
しかし、これも詳しくは書きませんが、
そいつはどんどん落ちぶれていきました
 
わけがわからなくなっていたところもあるのでしょうが、
よくわからない嘘をつくようになり、
私の職場になんの断りもなく面接に来たり
 
そして決定的なことがあって、
これはもう手を差しのべ続けちゃいけないな‥と思い、
家から追い出しました
貸していた金も、強制的に取り立てました
 
しかし、本当に好きなやつだったので、再会を誓いました
あれから5年、いまだに会えてはいないですけどね
 
 
 
仲間は大切です
でも、社会に出て、いつでも四六時中つるんでいるようでは、
どこに自分の思考を整理し、高めていく時間があるのでしょう
そいつだけが悪いのではなく、私にも失敗がたくさんあったんですね
 
 
ということで、
ほんとに大切な友人がいたら、むやみやたらに助けてやろう、
なんて思わないほうがいいですよ
誰かをまるごと助けてやろうなんて、おごりでしかないんです
まずは自分のことをちゃんとする
そしてできることがあるとすれば、
誰かの風向きを変えるきっかけをあげるくらいのこと
肩を押してやるくらいのことだけです
 
 
ではこのへんで
バイバイ!