ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

色気について語れることは、とくにない

『色気というものは隙から生まれる。完璧なものに色気は差さない

隙というのは余裕、ともとれる』
 
雲田はるこ昭和元禄落語心中 2巻

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こんばんは

いまiTunesを一から整理してるんですけど、パソコン上のファイルからiTunes上にドロップすると、けっこうな確率でアルバムがバラッバラになるので閉口‥

ドラゴンボールを集めている気分です

guts koporu takkaです

 

さて、この本は完全に雰囲気に惹かれて読んで、いま2巻でストップしてるんですけども、落語を題材にしたマンガですね

個人的に落語が持つ話の〝間〟が気になるので、いろいろ聴いてみたいなあと思ってるんですが‥

 

『色気というものは隙から生まれる。完璧なものに色気は差さない

隙というのは余裕、ともとれる』
 
これはまたなんとも、難しいテーマですよねw
色気ってなんでしょう?
少なくともいまのわたしに色気について語る要素はないので、ちょっと視点を変えてみましょうか
 
『完璧なものに色気は差さない。隙というのは余裕、ともとれる』
 
まあ、完璧なものなんてないとも言えますし、ある意味この世界そのものが完璧であるとも言えるわけですが‥
妙になんでもできちゃうやつがかわいくないってのは、わかりますw
それはいいとして、『隙というのは余裕、ともとれる』という部分
 
これに関しては、以前の記事

c-b-a-from466.hatenablog.com

 

の中で、

『真に勇敢なる人は常に沈着である。彼は決して驚愕に襲われず、何ものも彼の精神の平静を紊(みだ)さない

激しき戦闘の最中にも彼は平静であり、大事変の最中にありても彼は心の平静を保つ
地震も彼を震わず、彼は嵐を見て笑う
危険もしくは死の脅威に面しても沈着を失わざる者、例えば差し迫る危険のもとに詩を誦(よ)み、死に直面して歌を吟ずる者、かかる人は真に偉大なる人物として吾人の賞嘆するところであり、その筆蹟もしくは声音従容(しょうよう)としてなんら平生(へいぜい)と異なるところなきは、心の大なることの何よりの証拠である
吾人はこれを〝余裕〟と呼ぶ。それは屈託せず、混雑せず、さらに多くをいるる余地ある心である』
 
という新渡戸稲造さんの言葉を引用させてもらいました
パッと読むと隙のない超人のようにも思えますが、ある意味では隙だらけとも言えますよね
なんたってピンチの最中に歌詠んでんだからw
 
でも、その姿を想像したら、なんとも色気が漂っているような気がしますよね
まあ、マンガのような話のような気もしますが、全然イメージできないってわけじゃありません
むしろイメージできる。イメージできるってことは、実現できるんですね
 
別に歌は詠まなくてもいいかもしれないけど‥
ピンチのときに笑ってるくらいのほうが、色気ってやつは漂うんじゃないですかね?
知らないけどさ!
 
 
では今回はこのへんで
バイバイ!