色気について語れることは、とくにない
『色気というものは隙から生まれる。完璧なものに色気は差さない
隙というのは余裕、ともとれる』
雲田はるこ、昭和元禄落語心中 2巻
こんばんは
いまiTunesを一から整理してるんですけど、パソコン上のファイルからiTunes上にドロップすると、けっこうな確率でアルバムがバラッバラになるので閉口‥
ドラゴンボールを集めている気分です
guts koporu takkaです
さて、この本は完全に雰囲気に惹かれて読んで、いま2巻でストップしてるんですけども、落語を題材にしたマンガですね
個人的に落語が持つ話の〝間〟が気になるので、いろいろ聴いてみたいなあと思ってるんですが‥
『色気というものは隙から生まれる。完璧なものに色気は差さない
隙というのは余裕、ともとれる』
これはまたなんとも、難しいテーマですよねw
色気ってなんでしょう?
少なくともいまのわたしに色気について語る要素はないので、ちょっと視点を変えてみましょうか
『完璧なものに色気は差さない。隙というのは余裕、ともとれる』
まあ、完璧なものなんてないとも言えますし、ある意味この世界そのものが完璧であるとも言えるわけですが‥
妙になんでもできちゃうやつがかわいくないってのは、わかりますw
それはいいとして、『隙というのは余裕、ともとれる』という部分
これに関しては、以前の記事
の中で、
『真に勇敢なる人は常に沈着である。彼は決して驚愕に襲われず、何ものも彼の精神の平静を紊(みだ)さない
激しき戦闘の最中にも彼は平静であり、大事変の最中にありても彼は心の平静を保つ
地震も彼を震わず、彼は嵐を見て笑う
危険もしくは死の脅威に面しても沈着を失わざる者、例えば差し迫る危険のもとに詩を誦(よ)み、死に直面して歌を吟ずる者、かかる人は真に偉大なる人物として吾人の賞嘆するところであり、その筆蹟もしくは声音従容(しょうよう)としてなんら平生(へいぜい)と異なるところなきは、心の大なることの何よりの証拠である
吾人はこれを〝余裕〟と呼ぶ。それは屈託せず、混雑せず、さらに多くをいるる余地ある心である』
という新渡戸稲造さんの言葉を引用させてもらいました
パッと読むと隙のない超人のようにも思えますが、ある意味では隙だらけとも言えますよね
なんたってピンチの最中に歌詠んでんだからw
でも、その姿を想像したら、なんとも色気が漂っているような気がしますよね
まあ、マンガのような話のような気もしますが、全然イメージできないってわけじゃありません
むしろイメージできる。イメージできるってことは、実現できるんですね
別に歌は詠まなくてもいいかもしれないけど‥
ピンチのときに笑ってるくらいのほうが、色気ってやつは漂うんじゃないですかね?
知らないけどさ!
では今回はこのへんで
バイバイ!