ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

森は森でも、今回の森はヒロシです

『どこにいるのかは問題ではありません。会いたいか、会いたくないか、それが距離を決めるのよ』

 

『〝先生、現実って何でしょう?〟
〝現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に現れる幻想だ。普段はそんなものは存在しない〟』

 

 

森博嗣、すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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おはようございます、私です

guts koporu takkaです

 

この本、映像化されてましたよね~

映画かドラマかわからないけども

 

内容はミステリですが、おもしろかった記憶がありますよ

私は普段あまり好んで推理小説は読まないです

推理小説って何を楽しむものなんですかね?犯人を推理する?

めんどくさくないですか?

身も蓋もないですけど

 

完全に受身でドキドキしながら読むのも悪くはないですが、そもそも登場人物、舞台なんかの違いはあれど、大体の〝構成〟みたいなのがあまり変わらない気がするから、あんまり新しい発見がないんですよね‥

もちろん、個人的にです。そんなことねえよ、ちゃんと読めよって声もあるだろうし(ごめんなさい、そもそもそこまで興味が持てないんです‥)、その変わらなさがいいんだよって意見もあるでしょう

要は興味ないなら読むなってことなんですがw

 

しかしそこは複雑なguts心、ミステリ自体にさしたる興味はなくても、本のジャンルとしてのミステリには興味あったんですね。体験として、というか

そんなときにこれと出会ったわけです

 

まずは著者のパーソナリティに惹かれました

よく考えたらミステリというジャンルの特性上もしかしたら珍しくないのかもしれませんが、この人〝理系〟なんですね。大学の教授じゃなかったかしら

ほほう、理系の人が書く〝小説〟か‥

読んでみたいな‥、とこういう次第です

 

まずこの人、横文字の表記がなんかおかしいw

〝コンピュータ〟

〝バッテリ〟

伸ばさない!w

しかしこの感じが個人的にすごくフィットしたんですね。気に入った

「この人、変な人だ!」とw

そもそもさっきから使ってる〝ミステリ〟とかもこの人の影響じゃないかなあ

ミステリー、ではなくね

 

 

そこにきて、これ

〝先生、現実って何でしょう?〟
〝現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に現れる幻想だ。普段はそんなものは存在しない〟』

この感じ、ゾワゾワ来ますね‥

トんでるわ、この人

いや、たぶん違うんでしょうね。私は感覚的に捉えているけど、この人はきっと論理的に、理論立てて出した答えがこれなんでしょうね

トんでるには違いないけどw

 

理屈がああだこうだ、ではなく、この人最高!ってなったわけですよ

でも実際会ったら、すごくめんどくさい人な匂いはするけどw

 

以来、結局ミステリはやっぱりそんなに興味ないのでこの人のエッセイとかちょこちょこ読んでた気がしますね

この人自体に興味を持った

 

 

ちなみに、この人はミステリだけでなく剣豪ものなんかも書いていたと思いますよ

いろいろ挑戦してるんですね

バイバイ!