ナンヂハ地籟ヲ聞キテ、イマダ天籟ヲ聞カザルカナ
『私は曲の真ん中に、たたずんでいた』
『音楽は切ない。いま確かに美しいものがあったと思っても、次の瞬間には消えてしまう。川の流れのように
だからこそ愛おしい。大切に思うんだ。自分から出ていく一つ一つの音たちが
それでも、この世で一番美しいものは、音楽だ』
さそうあきら、マエストロ 2巻
『音楽家は音楽で酔えい!』
『今生まれたその音が、誰かの胸に届く』
『〝天籟(てんらい)〟とは耳に聴こえない音楽
それは、宇宙そのものを響かせる音楽。そんな音楽が世界を静まりかえらせる』
さそうあきら、マエストロ 3巻
こんにちは、guts koporu takkaです
マエストロgutsです
そんなふうに呼ばれたことは、一度もありません
ただ、一度もね‥
さて、わりと音楽マンガを書くことが多いさそうあきらさんですが、これはオケもの、主人公はマエストロ(指揮者)の爺さんですね
けっこう前に読んだものなので詳しい内容は覚えてないですけど、この本は私のパーソナリティ、人生観にけっこうな割合で影響を与えた作品です
とりわけやはり、〝天籟〟という言葉を知ったことでしょうね
天籟、地籟、人籟
詳しくは
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/tenrai.html
のページに譲りますが、
要は天籟は風などの自然が鳴らす音、地籟は地上に鳴る様々な音(工事現場の音とかも含まれるんですかね?)、人籟は人間が吹き鳴らす笛などの、人が鳴らす音、ってところですかねえ
『荘子』という古典の言葉です
この言葉を見たとき、なにかがピタッとはまりました
まあこれ以上はいまのところかなり私的な話になってしまうので(毎回私的な話ではあるけども、まだ形を成してない、荒唐無稽な話になっちゃうってことね)、今回はこのへんにしておきますね
知るとなんだかそれだけで世界が広がる感じがする、不思議な言葉でしょう?
では、バイバイ!