ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

ワクチン、予防接種に関する学習レポート その2

年始のごあいさつ以来ですね!

guts koporu takkaです

 

ワクチン、予防接種関係の本をいったん、

ひと通り読み終えましたので、

このblogの最後の大仕事としてレポートを作成しようと思います

 

新しいblogは書籍の紹介だけではなく全方位的に書こうと考えていますが、

本を紹介するにしても、

このblogよりも少し引用を抑えて、

僕の文章をメインに持ってこようと考えています

 

もちろんこのblogで引用をメインに持ってきていたことにも意味はあります

それは、

自分と同じセンテンスに共感してくれる人を探す試金石でもあり、

僕にいろんなことを教えてくれた本への敬意でもあります

 

おや、一人称がいつもの〝私〟から〝僕〟になっていますねw

このへんもはっきり言ってブレブレなんですが、

もっと自由にやろうと考えています

 

このワクチン、予防接種レポートに関してはどうしても引用を

多く使うことになりますので、

このblogの最後にはちょうどいいかな、

と考えました

 

本当は移行したいと考えたらすぐにするのが一番健全なのかもしれませんが、

自分のこのblogへの最後のプレゼントでもあります

では、最後まで〝丁寧に〟書き綴ってまいりましょう

 

 

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VPDを知って、子どもを守ろうの会、0歳からのワクチン接種ガイド

 

 

 

 

アプリオリ〟に陥らない。そして逆に偏った人たち

 

この本は、どちらかと言うと‥

と言うより、

がっちりワクチン推進派の本ですね

なんせ小児科連盟みたいな人たちが出している本ですから

 

どちらかと言うとワクチン懐疑派の僕ですが、

偏らないようにしようという思いから、

こういった本も読みました

 

アプリオリ〟という言葉があって、

簡単に言えば、

何かを学んだりする前に、思い込みだけで物事を判断してしまう

実際に観測する前に、

太陽が地球の周りを回っているような気がするからって、

それを絶対だと主張してしまうようなことですね

 

実際には、太陽の周りを地球が回っていたのはご存知の通りです

 

そういった状態にならないように、

推進派、否定派両方の意見を入れたということです

 

『「ワクチンさえ接種していれば、こんなことにはならなかったのに…」という思いは、

ほとんどの小児科医が経験したことのあるものです
お子さんがVPD(ワクチンで防げる病気)にかかり、重い後遺症が残ったり、
場合によってはお子さんを亡くしてしまったりしたら…
ご家族の無念さや心の痛みは、とても私たちが書き表せるものではありません
 
世界中のみんながなぜ痛い思いをしてワクチンを受け、
麻しんなどのVPDがなくなることを願っているのか、考えてみてください
かかると今でも治療が難しくて、命にかかわる病気だからこそ、ワクチンが作られたのです
VPDはワクチンで防ぐべき病気なのです
 
病気とはこわいものです。失った命や健康は戻ってきません
ワクチンで防げる病気は予防しましょう』
 
 
順番に引用していきますが、
ここで僕が引っかかるのは、
『VPDはワクチンで防ぐべき病気』というセンテンスと、
『病気とはこわいものです』
というところ
 
煽っている感じがしますね
僕の偏見かなあ?
でもなんだかイヤな感じはするんですよね、個人的にですが
 
 
 
 
『ワクチンの副作用(副反応)と安全性の話
 
ワクチンを接種した後に熱が出ることはよくあります
でも、こうした症状の大半は、別の病気でたまたま起きたもので、
ワクチンの副作用ではありません
ワクチンによる真の重い副作用は極めてまれにしか起こりません
ワクチンは、VPD(ワクチンで防げる病気)から子どもを守る、
安全性が高い予防法です
 
ワクチンは極めて安全な医薬品の一つです
しかし、副作用がまったくない医薬品はないように、
ワクチンも接種した後に副作用(副反応)が起こる可能性はゼロではありません
ただし、ほとんどの副作用は軽い症状で、重大なものではありません
特に重いアレルギー体質や免疫の病気などがなければ、
健康な子どもたちに重大な副作用が起こることは極めてまれです』
 
 
陰謀論〟のようなものは、
自分の主張に都合が良いように論調が偏っています
そのへんも、否定派の本だけを読めない理由ですが、
これはこれでもの凄く偏っている気がするのですが‥w
 
まず、ワクチン接種後の発熱などはワクチンの副作用ではないと言い切っていますね
ほんとに良いのかな?そんなこと言ってしまって
わからないと思って言ってるようにしか思えないんだけど‥
 
そして、
『ワクチンは極めて安全な医薬品の一つです』と言ってますね
確かに確率的に見れば
副作用を起こす人より何も起きなかった人たちのほうが多いんだと思います
 
だけど、ワクチンって〝劇薬指定〟されているはずだけど‥
まあ〝小児科医〟の人たちが書いた本だからある意味仕方はないけれど、
このへんが〝偏っている〟と感じるところですね
 
 
 
続いて、〝同時接種〟に関する引用をまとめて上げます
 
『Q4 同時接種のデメリットを教えてください
 
A デメリットはありません
同時接種は世界中のあらゆる人種や民族の子どもたちに対して、
10年以上前から行われていますが、何も問題は起こっていません
1回の受診で注射の本数が増えるので、保護者は辛いと感じることがあるようです
しかし、単独接種であっても受ける注射の回数は結局同じですから、
デメリットではありません
接種部位が腫れたり赤くなったりするなどの局所反応や発熱などが増えるのではと
心配されることもありますが、
1種類ずつ接種するのと同じです
痛みに関しては、子どもの泣き方を見ていても1本だけ接種した場合と、
5~6本接種した場合も、大差はありません
そのために、自分の子どもに同時接種を受けさせたことのあるほとんどの保護者は
次回も同時接種を希望します
 
 
 
Q9 子どもの体質などで同時接種をしないほうがいい場合はありますか
 
A ありません
逆に重い病気を持っている子どもの場合は、VPDにかかれば重症になりやすく、
接種のために何度も受診するのがたいへんなので、世界中で同時接種が強くすすめられています
 
 
 
Q10 万が一、同時接種で重大な副反応が起こったらどうしたらよいですか
 
A ワクチンの接種後になんらかの症状や病気がみられた場合、これらすべてを有害事象と呼びます
有害事象には、ワクチンによるもの(副反応)と、
ワクチンによらないもの(ワクチンとは無関係なことがたまたま起こっただけ)があります
医学的には有害事象のほとんどがワクチンとは無関係であり、ワクチンによる重大な副反応が起こる確率は
極めて低いことがわかっています
同時接種を行って副反応が起こったとしても、ほとんどの場合、どのワクチンによるものか区別できませんが、
ワクチンによる健康被害救済制度では、
どのワクチンによるものかは問題にしないで救済対象とすることになっています
安心して同時接種を受けてください』
 
 
 
う~ん、やり過ぎですね!
この本の著者たちが小児科医のすべてなら、
僕は絶対に予防接種を受けさせようとは思いません
(もちろん実際は、こんな人たちばかりではないと思っています)
 
まず、デメリットは〝ありません〟と言い切ってるけど‥
そんなものがこの世界にあるか!!っちゅう話です
何かをするのに〝リスクがない〟なんて言い切る人を僕は信用しません
先述したように、
副作用が起きた人より、起きなかった人のほうが大半でしょう
そしてワクチンによる恩恵を受けた人もきっといたはずです
だけど、デメリットがないなんて言い切るのであれば、
うさんくさいとしか言いようがないですね
そんなものはないです。断言できます
 
『単独接種であっても受ける注射の回数は結局同じですから、
デメリットではありません』
 
バカにしているのでしょうか‥
結局同じ種類のものを、同じ分量注射するとしても、
 
〝同時に異なったものを数種類〟注射することと、
〝それぞれ別のタイミングで〟注射することが、
 
同じわけはないと思うんだけど‥
結局僕は医者でもなければ疫学者でもないけれど、
さすがにこれは違うだろうと思いますよ
これで不信感を持たない人がいたら、
アホなんちゃうかな、と思うくらいです
 
 
 
『なぜワクチンを受けなくてはいけないのですか?
(中略)
現代社会では、赤ちゃんや子どもはもちろん、大人も含め皆が適切にワクチンを接種して、
必要な免疫をつけておくことは、地域社会でVPDの流行を防ぐためにとても大切です
VPDが流行しなければ、免疫力の弱い人たち(ワクチン接種前の赤ちゃん、妊婦、
病気のためにワクチンを受けられない人、高齢者など)も、VPDから守られます
これがワクチンの「社会防衛(集団免疫効果)」と呼ばれる一面です
ワクチンを接種することは、自分の子どものためだけではなく、
周りにいるみんなのためでもあるということを忘れないでください』
 
これに関しては、
一概に否定できないです
 
確かに、自分たちのことばかり考えればいいとは言えないし、
集団防衛という効果も期待できるのかもしれません
 
だけど、
さまざまな理由から〝打たない〟と決めたときに、
その自由がきちんと保証されているのかな?とは思います
 
あまりこういう風に〝全体主義〟的な考えが浸透してしまうと、
選択の自由というものが、形としてはあったとしても、
事実上ないような危険な状態が生まれてしまうんじゃないかな、
と思います
 
僕ら夫婦はわりと図太いのであれですが、
世の中にはママ友なんかに
「どうして予防接種しないの?しないならこの幼稚園に来ないでちょうだい!!」
 
みたいなことを言うエセリーダー(やたら〝みんな〟とか言う人)の発言に、
逆らえる人ばかりではないと思うんですよね
 
まあ、いちばん個人的に言いたいのは、
 
おたくのお子さん、予防接種打ってるなら大丈夫なんじゃないの??
 
ってことなんですけどねw
打っててももちろん完全に予防できるわけじゃないのは知ってますが、
選択の自由を認めないような愚か者には、言ってあげたいひと言ではあります
 
 
あと、この本で気になったのは、
〝子宮頸がんワクチン〟に関しても、のほほんとした雰囲気で勧めていたことですね
 
出版したタイミング的に、もう重篤な害作用のニュースが全国的に出ていたと思うんだけど‥
 
 
 
 
 
ワクチン否定派の方々の引用
 
以下、
しばらく否定派の人の書籍をしばらく引用のみ引っ張ってみます

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母里啓子、インフルエンザ・ワクチンは打たないで!

 

 

 

『インフルエンザ・ワクチンは接種する医師にはいい商売になります

 
ワクチン産業が息を吹き返してくる過程で、現場の医師たちはどうしていたのでしょうか
もちろん、インフルエンザ・ワクチンが効かないということを公言し、
自分は打たないという立場をつらぬいている医師もたくさんいます
でも、どうして多くの医師たちはインフルエンザ・ワクチンを奨めているのでしょうか
 
はっきり言ってしまうと、インフルエンザ・ワクチンを扱うと、医師は儲かるから、なのです
ワクチンの値段は、各医療機関によってかなりのバラつきがありますが、
相場は1本3000円、子どもなら2回打てるから6000円です
しかも、はしかなどの予防接種とは違い、毎年毎年、あらゆる年代に打てるのですから、
こんないい商売はありません
 
シーズンになれば、大きな病院には1日に100人くらいがインフルエンザ・ワクチンを
打ちに来たりするわけです
ワクチンを打つのには5分とかかりません
1人分のインフルエンザ・ワクチンの仕入れ値は約1000円だから利益は2000円
100人が病院へ打ちに来てくれれば、たったの1日で20万円の利益です
インフルエンザ・ワクチンのおかげで、職員のボーナスを出せた、と喜んでいる話をよく聞きます
「これはやめられません」ということになるでしょう
 
ところで、医師たちは、インフルエンザ・ワクチンの問題点を知りながら、ワクチンがいい収入になるから、
口をぬぐって打ち続けているのでしょうか?
もちろん、そういう人もいるかもしれませんが、じつは、インフルエンザ・ワクチンを奨める医師たちの多くは、
実際のインフルエンザ・ワクチンの効果をよく知らないことが多いのです
厚労省発表の研究結果やガイドラインはもちろん読んでいるはずです
けれど、それ以上の勉強はしていないでしょう
それどころか、インフルエンザ・ワクチンに限らず、ワクチンはいいものと信じている医師が多いのです
 
人間の歴史は病気との闘いの歴史でもあります
だから天然痘ワクチン(種痘)を開発したジェンナーなどは、
わが子に種痘をして効果のほどを確かめたという美談とあいまって
(実際に実験台にしたのは、ほんとうは他人の農夫の子だったのですが)、
医学界のヒーローの一人になり、近代免疫学の父と呼ばれています
西洋医学を学んだ医師たちがワクチンを善き物と考えるのは当然のことでしょう
けれども、ワクチンは万能薬ではありません
近代になって人間によって作られたものであり、当然ながら欠陥も限界もあるものなのです
 
そうしたことを若い医師たちが医学教育の中で学ぶ時間は、残念ながらあまりありません
4年間で全部の科を一通り学ぶわけですが、その立て込んだカリキュラムの中で、
ちゃんとワクチンの問題に触れることができているのかなという気はします
ワクチン信仰というか、ワクチンはいいものだ、というプラスの面しかインプットされていない医師もけっこう多いように思えます
 
なにより、医師というものは忙しすぎます
ほとんどの医師は日々の診療に追われており、勉強する時間もあまりありません
一度免許をとったら一生そのままです
ですから、自分の病院に「インフルエンザ・ワクチンを打ちましょう」というポスターを貼ることに
多くの医者はためらいがないのです
 
 
 
影響力の極めて大きな新聞記事が、首尾一貫して、不安をあおりワクチンを奨める記事ばかりなのが気にかかります
雑誌では、お母さん向けの赤ちゃん育児雑誌の付録に、かわいいイラスト入りの「ワクチン・カレンダー」がついていて、
びっくりしたことがあります
打ち忘れのないようにしましょう、というわけです
育児雑誌でもこのようにワクチンを推奨されては、まじめなお母さんであれば決して無視することはできないでしょう
かつてあるテレビの報道番組の中で、インフルエンザ・ワクチンについて批判的なコメントが流れたことがありました
ところが、翌年同じ番組の中で、前の年にワクチンの批判をしたタレントが、インフルエンザ・ワクチンを打って見せるという
場面が放送されました
こうした状況を私たちはどう受け止めていけばいいのか。ほんとうに難しい問題だと思います』
 
 
 
 

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ワクチントーク全国 「新・予防接種へ行く前に」編集委員会、新・予防接種へ行く前に

 

 

『パンフレットをはじめ、ワクチンをすすめるマスコミや研究者の声には、

多くの落とし穴が仕掛けられてもいます
病気への恐怖をあおったり、予防接種の効果を過大視したり、
副作用を軽視したり目立たないようにしたり
かなり、巧妙です
それらに、だまされないようにしなければなりません
 
ですから、この本はあくまで、
「予防接種を受ける側」の立場にたって、
手に入るかぎりの科学的真実を提供しようとつとめました
ただ、予防接種には複雑で未解明のところがたくさんあります
個々のこどもや親や医者によっても、考え方にちがいが出てくるはずです
ですから、この本といえども、絶対視しないでほしいと思います
 
 
 
判断するのための情報提供として、予防接種リサーチセンターが発行している
『予防接種と子どもの健康』というパンフレットがあります
しかし、内容をみると、接種をすすめる立場が強調されすぎていて、
予防接種のマイナス面の情報や、接種される側に必要な情報が非常に少ないのが目立ちます
親が責任をもってこどもに受けさせるかどうか判断するためには、
これらの情報もふくめてできるだけ十分な情報を集めて、慎重に考えることが必要です
 
無菌状態で赤ちゃんを育てることができないように、人は病気にかからずに
一生をすごすことはできません
病気はいわば空気の循環のようなもので、なくなることはありません
自然との関わりあいのなかで、人は病気にかかり、病気とつきあいながら生きていきます
うつる病気をすべて防ぐことはできないですし、また、そう考える必要もありません
ですから、この本などを参考にして、よく考えてから、必要と思う予防接種だけを受けましょう
また、受ける場合も、自治体によっては集団接種のところもありますが、
やむを得ない場合は別にして、なるべくかかりつけの病院・医院で個別に受けるようにしたいものです
病気を防いだり、軽くすませるためには、予防接種よりも大切なことがあります
それは、こどもを心身ともに疲れさせないこと、楽しい日々を過ごさせること、
十分な栄養と睡眠をとらせることです
そうしたことで、病気に対する免疫力がしっかりとアップするからです
それにくらべて、予防接種による免疫は不確実で長続きしません
情報がなければ、正しい理解はできません
予防接種のマイナス面の情報もふくめて、できるだけ十分な情報を集め、
慎重に考えることが必要です
 
 
 
日本のワクチンは、審査基準の甘さから、外国では発売中止になったものまであります
ワクチンをすすめる側が宣伝するような、「副作用の頻度も少ない」ものではないのです
過去に副作用が多発して中止したMMRワクチン(麻しん・風しん・おたふくかぜの混合)の
経験を忘れてはいけません
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の血液製剤事件のときも、当時の厚生省は副作用を隠し、
欠陥のある製剤の回収もきちんとしませんでした
こうした体質が変わったと、だれが断言できるでしょうか
 
2011年3月には、肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの同時接種を受けた乳幼児八人が
相次いで命を落としました
それについても、一次接種を見合わせたものの、厚生労働省
「直接的な、明確な因果関係は認められないと考えられる」として、
四月には再会を決定しています
 
 
 
受けると判断したとき、気をつけること
 
厚生労働省は、ワクチンに関して正確な情報を伝える責任があります
でも、残念ながら、とうていそれを果たしているとはいえません
パンフレットなどで
「予防接種は体調のよいときに受けましょう」などといっていますが、
それを守ったから絶対に大丈夫ということはありません
こうした文言ひとつとっても、万が一副作用が起きたとき、どれほど親が自分を責めつらい思いをするか、
想像できないのでしょう
ワクチンの副作用は、こどもの体調がよくても、かかりつけの医師が大丈夫といっても
起こることがあります
体質と体調を考慮することは大切ですが、
そうしたこととは関係のない副作用は起こりうるのです
 
予防接種をするかを決める前に、現在の病気の流行状況、感染した場合の後遺症が
どの程度であるかを知ることです
また、副作用が起きた場合の対処のしかた、予後の状態など、親が判断するために
必要な情報提供が必要です
しかし、これらについて納得がいくまで説明ができる医師がはたしているのでしょうか
保護者に判断をゆだねているわりには、厚生労働省の資料公開はきわめて不十分です
 
接種後の副作用の起こりうる期間の注意についても、
以前は「生ワクチンは2~3週間、不活化ワクチンでは24時間」とありましたが、
理由なく延長されたりしています
「生ワクチンで数ヶ月」、「不活化ワクチンで1ヶ月」のあいだ、なにか変わったこと、
気になることがあればワクチンの影響を考えてよいでしょう
ワクチン被害にあった方のなかには、この間のこどもの様子を観察し、記録に残すことをすすめる方もいます
ワクチンは、効果の点でも、副作用というリスクがあるという点からも、慎重にあつかうべきものなのです
それなのに最近では、同時接種も必要だと、乱暴な打ち方を推奨しています
 
 
 
接種率向上に熱心な国や市町村の職員には、被害の実態やその救済について
歴史的な理解と認識が乏しいため、被害者の心をさかなですることがありうるのです
接種医や行政にとって深刻な被害は起こってほしくないのですから、
救済の壁はけっして低くはないのです
そういう現実があることをしっかりとおぼえておいてください』
 
 
 
 

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藤井俊介、まちがいだらけの予防接種 子どもを愛するすべての両親へ

 

 

 

『予防接種は、これまでは〝義務接種〟、つまり国の強制でした

それが1994年の予防接種法改正で、
「接種するように努めなければならない」という〝責務接種〟に切り替えられました
これは、20年間にわたって各地で争われてきた予防接種のすべての集団訴訟で
国が全面敗訴したことと、
現在行われている予防接種の多くが必要性・有効性・安全性の面において疑わしいことが
知られるようになってきたためです
 
悲惨な予防接種の被害に遭った子どもを何十人も見てきた私のような者としては、
強制接種でなくなったのは一歩全身と考えることができますが、同時にこのことは、
これまで国の責任だった予防接種が親の責任にすりかわったということでもあります
 
私はこの本で、みなさんに「予防接種をしなさい」とか「止めなさい」とか、
親の最も責任ある判断に対して指図をするような、越権行為をするつもりは毛頭ありません
しかし法律は、「親の責任と義務」において自発的に子どもに接種させよというものですから、
これを拒否すれば「無責任な親」だとか「親の義務を果たしていない」とかと医師に説教される
事態が予想されます
 
法改正にともなって、厚生省は
「予防接種と子どもの健康」というパンフレットを全国の市町村に配布しました
これをモデルとして、一般の母親へ「啓蒙」せよとの指令です
今後おそらくみなさんのところへも、このパンフレットをもとに作られた案内書が届けられる、
あるいはすでに届いていることと思います
しかし、このパンフレットの内容は、ひとことで言うと〝脅し〟です
 
まず、それぞれの病気について、
「窒息死することがある恐ろしい病気です」(ジフテリア)
「命を落とすこともあります」(百日咳)
「一生のうちに一度は必ずかかる重い病気です」(はしか)
……等々、
〝恐ろしさ〟を強調したうえで、
「お子さまのため、ぜひ予防接種を受けましょう」と結ばれています
ところが、ではいったいそれらの〝恐ろしい病気〟で命を落とす子どもが
現在どれくらいいるのかということはほとんど書かれていませんし、
予防接種の副作用については「まれに~の症状が出ることがあります」などと軽く触れられている程度で、
どんな被害がどれくらい出ているのか、厚生省の認定患者数すら明らかにしていません
 
そして恐ろしいことに、予防接種の有効性・安全性については、
「正しく実施すれば一生涯免疫が続きます」とか
「現在日本で使われているワクチンは、世界の中でも優秀なもので、副反応の頻度も少ないものです」など、
根拠(実証するデータ)のない表現、つまりウソが堂々と書かれています
 
そしてこのパンフレットの使い方についての厚生省から市町村への指導は、こういうものです
まずこのパンフレットを親に配り、それぞれの親が読んでから予防接種を受けに来るようにせよ
もし接種を受けに来た親がこれを読んでいなければその場で読ませ、
「納得しましたか、では注射しましょう」というかたちにせよ
つまり、マイナスデータはひた隠しにしたまま厚生省の思惑通りに予防接種を受けさせ、
責任だけ親になすりつけよう、というのが実態です
 
こういう状況ですから、これからはみなさん一人ひとりが実態をよく把握して、
予防接種を受けるか受けないか、
受けるとしたら何を、いつ、どのように受けるかについて考え、判断しなければならないのです
そのためには、厚生省が発表しないデータ、つまりワクチンメーカーにとって
都合の悪いデータも知っておく必要があります
予防接種では、必ずだれかが事故に遭います。実際に被害を受けてからでは遅すぎます
何よりも子どものことも考えて、みなさん自身が責任をもって判断してください
 
 
 
こんな「責務」を果たす必要はない
 
「予防接種に問題があることはわかったけど、でも子どもに予防接種を受けさせることは法律で
親の『責務』と規定されているんでしょ。これをどう考えればいいのか」
と不安を感じられる方もおられることでしょう
 
かつての予防接種には罰則がありました
予防接種を受けないと3000円の罰金です
私は、義務接種である以上、守らなければ罰則があるのは当然と思っていました
1967年、私の月給が8000円でしたから、
この罰金は今の貨幣価値に換算すると12~13万円です
 
この年、私の長女(生後10ヶ月)は百日咳ワクチンの害作用で重度障害児にされてしまいました
しかし、罰則を設けてまで強制されながら何の補償もありませんでしたし、
長女をこんな目に遭わせた予防接種を次女に受けさせることはできません
 
そこで私は厚生大臣に、
「私は次女には予防接種を受けさせていない。法律によって罰則を課すのが法治国家の責任だ」
という公開質問状を内容証明郵便で送りました
すると数日後に厚生省の係長から電話がありました
 
係長「あの質問状の答えは勘弁してほしい」
 
私「そんなバカな話はない。あなたたちは国家公務員ではないか。公務員は法律を守る義務がある
法律を守らない藤井俊介に罰金を課さないのはおかしいではないか」
 
係長「しかしそれだけは堪忍してほしい」
 
私「それなら、そのことを文書にして送ってください」
 
係長「それもできません」
 
私「厚生大臣はあなた方の公務員法違反をどうするつもりなんだ」
 
係長「一度、厚生省へ来てください」
 
ということで私は厚生省へ行きました
するとI課長補佐が出てきて、
「あの法律は制定当時から適用するつもりはなかった」と言うのです
つまり、国民に予防接種を受けさせるためのオドシだったのです
私たち庶民は、法律は社会生活をするうえでの共通のルールだと思って、
子どもの命を犠牲にしてまで守っているのですが、役人にとっては、
下々を支配するのに都合がいいように、適用したり無視したりしてよいものなのです
 
こういった経緯もあって、1977年の法改正で罰則はなくなりました
ところが相変わらず「義務接種」という言葉が使われ続けました
そして、義務だけれども「受けない」という選択が許されてきたのです
いっそのこと税金もそうだとうれしいのですが
 
1944年10月の法改正で、「義務接種」が「責務接種」になりました
「責務」を広辞苑で引くと「義務を尽くすべき責任」とあります
義務の上に責任まで付くのですが、官庁用語では義務よりは少しゆるい表現なのだそうです
しかしこれもオドシ臭い使い方です
厚生省の説明では、
「こういう言葉を入れておかなければ事故の時に救済できない」のだそうで、
つまりこれは事故は必ず起こるということを前提として被害者救済用に付けられた言葉なのです
そんな「責務」を果たす必要はありません。無視して何ら差し支えないでしょう』
 
 

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福井母乳育児相談室、予防接種どうしてる?

 

 

 

『「受けない」が原則

 
もう少し正確に言わせていただくと、予防接種は原則としてまず「すべて受けない」のがいい!
予防接種はまずやらないということを大前提にすべきだと、僕は思います
なぜかというと、どんな予防接種でも全て副作用がありうるから、
その中でどうしても「やっとかなくちゃしょうがないかな」というものだけを
「選ぶ」というふうにすべきだと思うのです
 
薬だって「飲むと丈夫になる」って、ポッポ、ポッポ、飲まないでしょ
どうにも頭が痛くてしょうがない、ゾクゾク寒気がして、つらくてしょうがないから
薬を飲むっていう話ですよね
まして注射になったらさ、痛いしね
怖いしね、バカバカ注射しないよね
ちょっと疲れたくらいでは受けないで、もうつらくてつらくてしょうがないから、
こりゃ我慢して注射も受けようか、という話ですよね。手術ならもっとですけど
 
ところが、何で予防接種だと皆さん喜んで受けるのか、僕は不思議でしょうがないですね
しかも予防接種っていうのは、普通の薬とは大いに違う性格があります
それも重大な違いがあるんです
薬は病気を治す働きがあって、まぁそれだけの話なんですが、予防接種というのは、
人や他の生物の免疫の働きに人工的な変化を与えるわけです
ですから、たとえ副作用が起きなくてもですね、予防接種を受ければ、
身体の免疫の働きが変形されちゃうわけですね
こりゃ普通の薬よりよほど重大に考えないといけないことです』
 
 
とまあ、
ここまでは賛否ありつつも、
おおいに参考になるなあって感じです
 
ただ、次に紹介する本は少し注意が必要です
 
 
 
 
 
〝予防接種〟はバイオテロ……? 
 

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船瀬俊介、効果がないどころか超有害! ワクチンの罠

 

『ロックフェラー巨大財閥が支配する米国の政府機関、CDC(米疾病予防管理センター)ですら

次のように予測している
「実際に報告されているのは、重篤な副作用のうち10パーセントにすぎない」
別の米政府機関の見解はさらに絶望的だ
「多くの医師が副作用事故を報告しないように訓練されている。そのため、実際に報告されるのは
1パーセント以下」
 
とても信じられない話だが、この説を裏づける証拠もある
2013年3月、東京都杉並区議会で、区内の女子中学生が子宮頸がんワクチンの副作用で
重い後遺症に苦しんでいることがとり上げられた
この一件が報道され、市民団体「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」は結成された
同会には、たちまち300を超える相談が殺到
しかし、そのほとんどが国に報告されていなかった
同会の発足がなければ、永遠に闇へと葬られていただろう
この現実を考えると、実際の被害者数は厚労省発表の100倍超でもおかしくない
事務局長の池田利恵・日野市議は、
「後遺症を診察した医師も、被害者自身も、ワクチンの副作用だと気づかないケースが多い」と話す
先ほどのTさんも母娘もそうだった
まさか、ワクチンが原因とは思いもしない
「原因不明」として処理されたり、ほかの病名を告げられたりしたケースも無数にあるだろう
ワクチンを投与した医師すら被害の発生に気づいていない
厚労省に報告する以前の問題である
 
 
 
10万人中、効果があるのは多くて「7人」
 
「このワクチンで効果がある可能性のある人は、全女性の0.007パーセント
10万人のうち7人でしかありません!」
2013年3月、参議院厚生労働委員会の議場に鋭い声が響いた
質問主は生活の党のはたともこ議員
あまりに低い〝効果〟に会場は騒然とする
しかもこの数値は、厚労省の機関である国立感染症研究所が10年7月にまとめた
「HPVワクチンに関するファクトシート」にもとづくデータだ
政府の公式見解なのだ
10万人の女性に子宮頸がんワクチンを打っても、予防効果の可能性はたった7人
残り9万9993人にメリットはいっさいない
そこに300億円超もの国費を投入する
費用対効果を考える以前の問題だ
それどころか、99.993パーセントの少女たちには「劇薬」ワクチンの副作用リスクが襲いかかる
まさに狂気としかいいようがない
 
なぜ政府は、それでもワクチンを打たせようとするのか
子宮頸がんワクチン強行の狙いは、じつは子宮頸がん予防ではなくほかにある
そう解釈すれば、狂気の推進政策の真意が見えてくる
結論からいおう。真の狙いは人口削減のための「不妊政策」である
もうひとつは、さまざまな病気の〝種〟を仕込む「時限爆弾」としての役割である
要するに、ワクチンの正体は、国家を超えた〝巨大な力〟によるバイオテロである
恐るべき生物兵器なのだ』
 
 
 
 
……このへんで、僕は読むのをやめました
 
個人的には、こういった〝陰謀論〟のような話はまったくないとは思っていません
僕らが知ることができる位置にいないだけで、
こういう目の玉の飛び出るような話も真実として存在しているのかもしれません
 
ただ、いまの段階でこの本をこれ以上読み進めるのは危険だな、
と判断しました
 
最初に書いたように、偏っては元も子もありません
いま十分にワクチン懐疑派に傾いている僕にとっては、
この本の内容をまるまる信じてしまったら
 
シーソーの片方に肥満児を乗せる
 
ような、反則状態ですw
 
ツッコミどころもありますしね
 
『ロックフェラー巨大財閥が支配する米国の政府機関、CDC(米疾病予防管理センター)ですら
次のように予測している
「実際に報告されているのは、重篤な副作用のうち10パーセントにすぎない」
別の米政府機関の見解はさらに絶望的だ
「多くの医師が副作用事故を報告しないように訓練されている。そのため、実際に報告されるのは
1パーセント以下」』
 
さらっと言ってるけど、別の米政府機関〟ってどこなの?と思うし、
 
先を読み進めればわかったのかもしれませんが、
バイオテロとまで言ってしまっているけれど、
仮に本当にそんな事実があったとして、
 
著者の方は本当にそんな情報にアプローチできる人間なんだろうか…
 
という素朴な疑問もあります
まあこのへんはなんとも言えませんけどね、
読むのやめちゃったので
 
 
なんにせよ、
ある意味究極に知識が偏ったところで、
最後に読んだ本が少し僕のバランスを取り戻してくれました
 
その本の紹介は次回に譲ろうと思います
 
ではまた次回!