『[特別対談]
「脅しの医療」に対抗するために
「医療産業複合体」が一般の人の恐怖心をあおっている
母里 今、日本の医療がどんどん悪くなっているような気がするんです
近藤(誠) 悪くしているんです。インフルエンザワクチンが効く、と聞けば
すぐ信じてしまう
僕がやめなさいと言っているがん検診も、いいことがあると思って
受けに言ってしまう
それはそう仕向けている勢力があるから
「医療産業複合体」がね、そうさせてるんですよ
母里 医療マフィアですね(笑)
近藤 日本人は世界で一番長寿で健康です
その中で医療業界がどう利益を上げていくかというと、結局、
健康な人に医療行為を押し付けるしかない
専門家、製薬会社、厚生労働省、機器メーカーなどからなる医療マフィアが
チームプレーをして、一般の人の恐怖心をあおる
不安にさせておいて、こんないいものがありますよと鼻先にぶらさげて……
(中略)
母里 そんな中で今、予防接種は小児科医の収入源になっていて、それがなければ
小児科医が成り立たないようになっているんです
近藤 製薬会社の思惑もありますね
近時の不況の中でも、製薬会社だけは右肩上がりで売り上げを伸ばしてきた
しかしこの先、薬たちの特許が切れ、他方で有望な新薬がなかなか出ない
ではこれから何で儲けるか、というと、そのひとつがワクチンです
厚労省は結局、名もなき大衆よりも、自分たちの利益に関連している製薬業界、
医者たちのほうが大事なんです
(中略)
近藤 ワクチンの補助金に1000億という金が払われてますからね
(中略)
母里 国民の目をごまかして、そこにお金をどんどん入れて……
まず、最初にワクチンに高い値段をつけておき、金持ちだけ接種できるのはけしからん、
こんなに怖い病気なのに貧乏人を差別してるという構図を作って、その後、公費負担に
入れるんです
そのやり方が繰り返されて、どんどん予防接種が増えているんです
近藤 ま、商売としては上手だよな
母里 すごい上手ですよ
(中略)
近藤 昔は医療機関で処方されていた薬が、今は薬局で手に入るでしょう
ロキソプロフェンとかファモチジンとか。危なくてしょうがないですね
母里 怖いですね。なんでもかんでも規制撤廃で自由化自由化です
近藤 あれは製薬会社の保護策です
特許が切れて、ジェネリックという後発薬が出るため、医療機関では値段が下がるから、
先発メーカーの薬を薬局で売らせよう、それで儲けを確保させようという親ごころ
一般の人が副作用で倒れようが死のうがかまわないという、人命軽視の姿勢なんですね
母里 ほんとに薬はそういう出し方ですね
それで日本人は薬好きだからどんどん服用してしまう
(中略)
ワクチンに入っているものは体の中に入れてはいけないものばかり
いっぱい起こっていると思うんです
近藤 ワクチンはインフルエンザのタンパクとか、ヒトパピローマウイルスのタンパクを
注射して入れても、それだけでは体に何も起きないから、免疫活動を活発化させるための
これがおっかないですよね。リン脂質やアルミニウム、ウイルスを不活化させるための
ホルマリンや、異物でしかないゼラチンが入っていたり
なんかもう、人間の体の中に入れちゃいけないものばっかり入ってる
免疫学の基礎なんですけどね
近藤 確かにヒトパピローマウイルスのワクチン(子宮頸がんワクチン)は2回目以降に
おかしくなることが多いからね
この間インターネットで、赤ちゃんに6種類のワクチンを打つ動画を見てぞっとしました
同時接種してくれるいい病院という宣伝なんだそうです
近藤 厚労省の言うのを真に受けて打っていたら、7歳までに30回以上って言ってましたね
母里 0歳で10回ですよ。私がワクチンに関わっていたころはワクチンは2歳からだったのに
近藤 しかも任意接種まで受ければ、生後2ヵ月からの半年間で15~16回でしょう?
そんなもの必要ないし、危険です
人間の自然な状態を考えてみると、まだ免疫学がうまく働いていない0歳児は、
お母さんの体内にいた時に胎盤を通じて抗体をもらっているわけですよね
最初の半年、1年半はその抗体だけでなんとかやっていける、というお膳立てがしてあって、
その間に赤ちゃんが自分の力で免疫を作っていく
そういう時期に、強制的に次々病原体を体に入れられるなど想定していないわけだ
生まれたての体の仕組みがしっかりしていない時期に、何種類ものワクチン接種すれば
何かおかしなことになる
ヒブ、肺炎球菌ワクチンなどの後に突然死が増えているのはそのひとつでしょう
母里 厚労省は、突然死が増えているから、突然死症候群の研究班を作って研究してます
またそれもうやむやにするつもりです……
ワクチンを導入したら突然死が増えた、
それだけでワクチンに害があることを証明しているのに
近藤 まったくその通りです
効果も安全性もきちんと調べられていない
近藤 だいたい最近のワクチンは、きちんとしたデータがない状態で導入されています
普通、薬はランダム化比較試験というものを行って、実薬とプラセボ(偽薬)で効果に
違いがあるかどうかを調べなければいけない
ところが最近のワクチンは、それが実質上行われておらず、単に抗体価が上がったか
どうかの実験しかしていない
母里 抗体価が上がれば効いた、予防が期待できる、と称するんですよね
水打ったわけじゃないから上がるでしょと思うんですけどね
近藤 それを打って感染が予防できたとか、長期的な害が少ないとか、そういうことは
一切調べてないんですよ
母里 日本のワクチンは、プラセボと比べて有害作用がないかどうかの調査だけはやっていました
ただ、外国製のワクチンが入ってきてからは、日本での臨床試験はなしです
外国でやってるから安全、何ヵ国で使ってるからどうだこうだと
近藤 外国での調査は、ひとグループが100人とか、人数が少ないんだよね
それも、ワクチンを何種類も打ってるところに、ひとつ新しいものを加えて
調べてみましたというような実験
母里 しかも途上国に持っていってテストしたり、やり方がひどい
だいたい0歳の子どもで臨床試験できたとは思えないですからね
近藤 安全性なんて調べられていないも同然ですよ
一応論文のタイトルには
「……と安全性」なんてタイトルがついているけど
(中略)
近藤 日本人の薬好きは世界一なんですよね。歴史的に抗生物質は世界の7割使ってる
7割の法則ってのがあって
近藤 正確には7割5分だったかな。製薬会社と結託して医者が使ってる
日本の医者はいいかげん。ひとりの患者に薬を、10種類、15種類って出す国は
他にないよね
母里 何か症状を訴えると次から次へと増えていく
定年後に3年だけ介護老人保健施設の施設長をやっていたんですけれど、
入所してくる時、みんな山のように薬を持ってくるんです
今、施設がいいのは、出来高払いではなく包括払いなんですよね
いくらやっても老健は儲かりませんから、本当に基本的な、心臓病と、
糖尿病と、高血圧もどうかな、と思うけどそれくらいにして、他の薬を
全部やめるんですよ
すると、もう確実に元気になる
あっちが痛いこっちが痛いと言っていたのもよくなります
近藤 頭もはっきりしてくる人が多いですよね
母里 はっきりしてきます(笑)
あれだけの量の薬を全部飲んでいるかというと、飲んではいないものですけれども、
ちゃんと飲んでいたら、もっと薬害が出るでしょうね
(中略)
近藤 薬を出す時に引き算をしないからね。足し算ばっかり
頭が痛いと言った時にはこれを出すとか、血圧が下がらないと言うとまた出してとか
マニュアル化されている。医者自身が勉強していないから、やめるのが怖い
患者の側も、疑うことを知らない。患者には基本的に勉強する義務はないんです
そのためにプロがいるわけだからね。だけどプロがいいかげんだから
できるだけ医者に行かないようにするのが一番
母里 本当に、困ったお医者さんが多いです
ワクチン打たないというお母さんは、うちでワクチン打たないなら診てあげないとまで
近藤 がん診療でも、治療を受けなきゃ診てやらないという医者、多いですよ
がんの場合、その治療というのが胃袋とるとか、抗がん剤だからね
母里 ぜんぜん診てもらえないというのは不安だから、どうしても病院に行くでしょう、
行ったら最後
母子手帳開いて、何と何と何をやっていないから、今ここで受けていきなさいとなる
そこでの断り方を教えてくださいと聞かれることがあって
地方だったりすると、地元ではその小児科の先生にしか診てもらえないという場合も
多いんです
近藤 うーん、まず、小児科医がほんとに必要な病気ってもうほとんどないからね
だから行かないようにするのが一番いいよね
母里 やはり……そうですね。医者に通うなということですね
近藤 子どもの場合、熱が出たとか、具合が悪くてもちょっとぐずるとかで
病院に駆け込むことが多い
でもたいていの病気は、1日ちょっとガマンすればよくなるのがほとんどですよね
母里 今、1日もガマンできないお母さんもいますけれども……
近藤 確かに、相談できる年寄りも身近にいないことも多いしね
でも、とりあえず言っておかなければいけないのは、
「自分や子どもの体を信じなさい」ということですね
熱が出ても、ぐずっても、1日2日たてば、体はちゃんと回復してくれます
対処法だけわかっていれば、あとは体がなんとかしてくれる
近藤 対処の仕方だけ知っておけばいい
下痢したり吐いたりしたら、水分をたくさんとって、もっともっと下痢したり
吐いたりするようにしなきゃいけないとかね
昔は下痢するから水を飲んじゃいけないとか言ってましたが、逆効果
水分をしっかりとっていれば、体が毒素を出してくれる
体が毒素を出そうとして吐いたり下痢したりするわけだから
あと、インフルエンザなどの発熱性の疾患になったら、とにかく薬を飲まないこと
解熱剤はとくに危ないし、タミフルなんてとんでもない薬です
(中略)
発熱性の疾患は自然に治るんだから
患者に安心感を与える医者がいなくなった
母里 医者が「手遅れですよ」と言ったり、
「なんでこんなにひどくなるまで連れてこなかったんだ」などと言ったりして
脅すのが困ります。脅しの医学になってると思うんです
近藤 医療っているのは恫喝産業だから。不安産業でもあるよね
(中略)
最初は理想に燃えて医師になったかもしれない
ところが、来る人来る人みんな健康じゃないか、と
そうすると、考え始めることは、健康人をどうやって、病人に落とすか
(中略)
今、病人を作るもっとも手っ取り早い方法は、健康診断、人間ドック、
がん検診、こういうものなんですよ
これらがなかったら日本の医療は崩壊します
健康な人に検査で病名というレッテルを貼って、病人を作り出して、臓器を取ったり、
いろんな薬を飲ませたりする
(中略)
多数決ではワクチン支持の人のほうが優勢……これは仕方がない
(中略)
近藤 防衛するためには、まず、知識なんだよ
母里 そうですね。自分で判断して、いらないと思わなければいけない
あの人が言ってるから、やめておこうということではなくて
近藤 誰かの言うことを信じてやめようとすると、たとえば母里さんの言うことを信じるとしても、
次に別の医者が何か言うと、またクラクラっときてしまう
結局多数決になってしまうんです
(中略)
世の中にはワクチン支持という人のほうが多いし、ネットでも
打ったほうがいいという人のほうが優勢になってしまう
それは、そういうものなんだよ。しょうがない
いい方法はなかなかないんです
たまたまこの本に気づいて読んだ人が難を逃れるということでしょう
大部分の人は被害にあわないから、世間に危機感を生じさせないんですよね
実際に亡くなったり被害にあったりした方がいても、一般の人から見るとよそごとで、
(中略)
でも、発想を変えないと
僕たち人類は生まれてこのかた、病気にさらされているんです
(中略)
していますよね。それはまあいいでしょう
ワクチンだって、メーカーが作ってメーカーが宣伝する分には結構です
だけど、それを国が認めて奨めていること、公費負担にしているからやらなきゃ損だ、
やらなきゃいけないものだと思わせているということが問題なんですよ
がん検診を公費負担にしても、大人はそれほどは行かない
でも、赤ちゃんを人質にとって脅すと、親はみんな行っちゃうんです
(中略)
近藤 あらためて、必要なワクチンがあるのか考えてみたいんだけど、「必要」って、
必ず要ると書くわけだけど、よくよく考えても、そんなワクチン思い当たらないね、
この時代
(中略)
すべてのワクチンは大人になってから自分で判断して打てばいい
(中略)
近藤 ワクチンは、赤ちゃんには考える力がないし、お母さんのほうはもう心配が先にたって、
思考停止になってしまう。そこに医者がつけこみやすい
……でも、そう考えてみると、ほとんどのワクチンは、中学、高校になってからでも
いいんだよね
母里 そう、そうなんです
子どもが感染症で死ななくなったんだから、本物の病気で免疫ができて、
それで抗体ができるほうがいい
それでもかからなかったら、あとから打てばいい
そういう意味で、以前風疹のワクチンは中学生だったんですよね
近藤 だから、ほかのワクチンも、本人が成長してから、それぞれ必要性を考えて打てばいい
母里 私もこれまで、はしかくらいは打っておいたらとか、破傷風は効くわよとか、
全面否定はしていなかった
でも、一生のうち、いるかいらないかと言ったら、やはりいらないです
はしかのワクチンを打っていなければ保育園の職員になれないとか、
必要になった時に考えて、その時受ければいい
赤ちゃんに是が非でも打たなければならないものではない
近藤 大人になってから自分で判断して受ければいいんです
母里 それが結論ですね。赤ちゃんに親が強制できるものではないと
親が選んで後悔しないようね
近藤 子どもはある意味では他人ですからね
しかし他人以上に、その人生を尊重してあげないと』
『科学の進歩と経済の発展にまかせて、人々は自らの手に余るものを作ってしまいました
生命、原子力……人類が制御できないものに対して、思う通りにコントロールできるという
思い上がりが、今のこの状況を作っているのです』
いかがでしたでしょうか
今回こういう形でお送りしたのは、
自分に知識が足りていない、
時間も少ない、
ということもありますが、
自分が得た情報を奥さんに渡すためということもあります
なので、
引用文ではありますが、
箇条書きのような形になっています
しかし、
有用な情報も多かったのではないかと思います
今後も予防接種やワクチンに関しては、
随時勉強経過を報告していきたいと考えています
では今回はこのへんで
また次回お会いしましょう!