ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

キャンパスに向かう前に、絵の具買っとこうぜ!

『〝私のすべき行動を、いかなる会長も命じることはできない。常に私が考えて、私が行動する〟

〝怒りは、大きなことを達成するためのバネとなりうる〟(ヘンドリック・ヨハネス・クライフ)』
 
 
『 トータルフットボールは、リヌス、ミケルスとクライフが作りあげたもの 』
 
 
『 〝クライフは、自分が何を望んでいるのか承知していて、何が何でも成し遂げる〟(ディ・ステファ) 』
 
 
『〝修道僧になる前に料理人となれ〟(スペインのことわざ)
ひとつの職業を極めるにはさまざまな側面から経験を重ねることが、とても大切である』
 
 
『〝勝つためには、まず一度負けに到達しなければならない〟
大きな勝利を手にするためには、まず敗戦を経験し、過ちから学び、再び同じようなことが起こらないようにするにはどうすべきかを知っていなければならない』
 
『常に勝ち続けるのは不可能であることははっきりしている。負けがこんだり、不調が長引くことがある
そこで大切なのは、ナーバスにならずしっかり落ち着いて物事に取り組み、問題を解決していくこと
解決策はいつも同じ。あらゆる意味において全身全霊を捧げて取り組むということ
万能の処方箋などない。ゼロから出発しなければならない』
 
『クライフ語録
〝月並なやり方をするくらいなら、自分のアイデアとともに心中した方がましだ〟
〝コンフリクト(対立・衝突)とは、創造の源である。それは人に多くを考えさせ、証明しようと努力させる〟』
 
『成功のためには、〝プロ意識〟、〝才能〟、〝努力〟が重要
全力を尽くさない者に成功はありえない。勝利を信じて没頭する者だけが幸運を呼び込める
幸運は自分から探しに行かなければならない』
 
ミゲルアンヘル・サントス、ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える

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こんばんは

お香を買ってきたら太さが穴に合わなくて、置いたら消えたり突っ込んだら折れたり散々です

guts koporu takkaです

 

さあ、ヨハン・クライフですが、学生時代まわりにサッカー好きの友人が多かったので、一時的に有名選手の名前くらいは知っていた、そんなわたしではありますが、ヨハン・クライフはなんか好きでしたねえ

当時はもちろん全然現役じゃないんですけど、いろいろまわりでサッカー話が繰り広げられていたので自然に知ったわけです

だからといって現役のころの彼のプレーを映像で観たり‥とかはまったくしなかったのですが、あれですね、イチローが大好きな感覚に似ています

イチローの場合は彼のストイックさだったり、人間性に惹かれていまでもわたしの重要なメンター(指標となる人)なんですが、クライフの場合はほんとに雰囲気というか、「この人、なんかいいな‥」という直感といったら大げさですけど、そんな感じです

そして、のちのち知人がこの本を持っていたので借りて読んだ、というわけです

 

 

いろんな色の絵の具がないと、あざやかな絵は描けない

 

〝修道僧になる前に料理人となれ〟(スペインのことわざ)

ひとつの職業を極めるにはさまざまな側面から経験を重ねることが、とても大切である』
この言葉を読んだときは、「やっぱりな!」と思いましたね。なにがやっぱりって、そう思ってたんだよっていうやっぱりもあるけども、やっぱりそういう〝引力〟によってヨハン・クライフに引かれたんだな、と
まあ、実際にクライフに会うことはたぶんないと思うけどw
 
この言葉の感覚をより強く、確実なものに変えるためにクライフに惹かれた
というより、極端な話この本を読むためだったのかもしれませんよね
 
ジョン・レノンが、「ポールは素晴らしいソングライターだ。だけど彼には音楽しかなくて、つまらない」というようなことを言ってた気がします
それでもあれだけの、いつまでも残っていくだろう名曲の数々を書いたら文句ないでしょう
 
しかし、ここからは完全に個人的な感覚の話ですが、たしかにポールの曲は素晴らしく、より多くの人にうったえる力を持っているんだけど、〝おもしろみ〟は少ない気がしますよね
あくまでもジョンに比べたらですけど
ジョンの曲は、ビートルズクオリティなんでそれでも十分ポップで聴きやすいですけど、それだけじゃない、なんていうか‥わくわくするんですよね
この曲は、自分を知らない世界に連れていってくれる、未知のものを見せてくれる、というような感覚
そういう〝幅〟というか〝多面性〟のようなものを曲に持たせられたのは、ジョンが〝音楽以外〟の多くにアンテナを立てていたからではないでしょうか
 
なので、なにかひとつ突き詰めていきたいものがあるなら、自分のアンテナに引っかかるものはどんどんチャレンジしたほうがいいとわたしは思います
〝ひと筋〟って、聞こえはいいけども危険な言葉でもありますよね
〝それ以外〟に手を出したらダメみたいな、罪悪感を感じてしまうような効果?がある言葉じゃないですかね
 
たしかにいろんなものが黙ってても入り込んでくる時代なので、キュレーションというか、取捨選択することは大切です。なにを、〝しないか〟
しかし、以前も同じようなこと書きましたけど、あなたの欲しい〝すべて〟は、きっとあなたの〝ひとつ〟につながっているので、よっぽど無駄だなって思うこと以外はやってみたらいいんじゃないかな、と思いますよ
 
 
 
一度くらい地獄を見ておくのも、経験としてはいいかもよ?
 
『〝勝つためには、まず一度負けに到達しなければならない〟
大きな勝利を手にするためには、まず敗戦を経験し、過ちから学び、再び同じようなことが起こらないようにするにはどうすべきかを知っていなければならない』
 
これは、政治学者のマキャベッリさんが「地獄に行かないための唯一の方法は、地獄へ行くルートを熟知することだ」って言ってたのと似てますね
まあ、慎重に、どうやれば地獄に行かずに済むのか、石橋を叩きながら歩くのももちろんひとつの方法ですよ
その書き方だとなんだかビビりみたいなのでフォローしておくと、〝賢明〟にってことですかね
 
しかし、人生は予期せぬものなので、地獄なんか全然行くつもりなかったのに気がついたらそのルートに乗っかってる、なんてことが一度くらいあったっておかしくはないわけですよ
そんなとき慌てたってしようがない。もう敵の根城に潜入したくらいの気持ちで、どうやったらそこに二度と迷い込まなくて済むのかじっくり研究するわけです
大きな勝利を手にするためには、一度くらい地獄に迷い込んでみるのも悪くはないかもしれませんよ?
頭で知っているのと体験するのはまた違うものです
大きくジャンプするには、溜めが肝心って話もありますからね!
 
 
まあどっちにしても、
『常に勝ち続けるのは不可能であることははっきりしている。負けがこんだり、不調が長引くことがある
そこで大切なのは、ナーバスにならずしっかり落ち着いて物事に取り組み、問題を解決していくこと
解決策はいつも同じ。あらゆる意味において全身全霊を捧げて取り組むということ
万能の処方箋などない。ゼロから出発しなければならない』
ってことです
 
全勝ってわけにはいかないわけだから、のんびり構えて、負けから学んで、〝波を小さくする〟方法を勝ち取っていけばいいんじゃないでしょうかね?
 
 
では、このへんで
バイバイ!