ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

不満を抱えた〝善人〟が増えると、争いがなくなることはない

『 アーティストは30で赤ん坊、40でハナたれ、50で一人前 』

 

『三十までに自分の可能性を見つけろ。人生はロングレースだが、時間はない。遊びは絶対に許されない、全て本気で

日本では二十代で世の中に出ていかなければならないようになっているが、もっと時間をかけてもいい。可能なら、二十そこそこで世の中に出ないで、もっとゆっくりと時間をかけて学んでほしい
それでもし道が間違っていると思っても、修正は可能。三十歳までは時間をかけて、自分の目的や自分がやらなければならないこと、一生をかけられるもの、じっくりと掘り下げてみたいもの、死ぬまで現役でいたいと思うもの、何かそういうものに巡りあってもらいたい
自分で選んだことというのは、たいていの困難は乗り越えられてしまう
自分でイメージできるものは、たいていの場合、自分のものにすることができる。人間の気迫の力、欲する力はとても大きい。そういう人生を切り開くことは夢物語なんかではなく、本来やらなければならないこと
それは、どの学校に行けばいいのかといった、そんなことではなく、自分で選んだものに関しては、学ぼうと思えば何からでも学べる
テレビを見ていても、本を読んでいても、自分のアンテナをきちんと立てていれば必ず琴線に引っかかるものがある』
 
『 音の高低とリズムと速さと、それからハーモニーがあれば音楽はつくれる 』
 
『胸に突き刺さるような空気、気のようなもの、それが音楽の正体
音楽というものは、音がなくても、あるいは譜面がなくてもいいのではないか
実体としての、その人の生きざまとか、伝えようと思っていること、そういうものが音楽の正体。譜面や設計図を書くことはその表面にすぎない
これは音楽だけではなく、美術も、アートだけでなく料理も学問も同じ
そういうものを追い求めていくこと、人間を高めるための行為が、唯一のものをもって生きる、ということ』
 
『 ステージの開始前に20分ほど重低音を聴かせると、一種の興奮状態をつくり出すことができる 』
 
『 芸能と芸術は別。芸術とは、先人たちがつくってきたものの次に、バトンをもって自分がいるという自覚がもてるかということ 』
 
『フロンティア精神をもって、空いている電車に乗れ
自分で選んだ道であれば、どんな道もつくれる。前に誰かがつくった道、階段があったとしても、それを登らなければいけないなどと思うな
自分でつくって、それを上がればいい。それには、自分の意志、主張、哲学、思想、そういうものをしっかりともつことが必要』
 
『音楽の世界で生きていくには、自分を最後まで信じることが必要。自分はやれるんだという思いこみが必要
周りから「駄目だ」といわれても、自分だけは信じていられるかどうかが一番大事』
 
千住明講演会「運命と出会うための冒険 」

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こんばんは

雨の中、傘をさしてソフトクリームを買いに行く

guts koporu takkaです

 

 

〝教育〟と〝洗脳〟をきちんと見分けましょう

 

この本は非売品、いとこに貸してもらったものです

千住明さんは、野島伸司さんのドラマの音楽なんかをよく担当されています(有名なのだと、『ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ』で窪塚洋介が弾いていたピアノの曲とか?)

バイオリニストの千住真理子さんのお兄さんですね

 

『日本では二十代で世の中に出ていかなければならないようになっているが、もっと時間をかけてもいい。可能なら、二十そこそこで世の中に出ないで、もっとゆっくりと時間をかけて学んでほしい

それでもし道が間違っていると思っても、修正は可能。三十歳までは時間をかけて、自分の目的や自分がやらなければならないこと、一生をかけられるもの、じっくりと掘り下げてみたいもの、死ぬまで現役でいたいと思うもの、何かそういうものに巡りあってもらいたい』
 
こういうことを言ってくれる人、なんで少ないんですかね?
こういうことをきちんと学校で教えないから、〝一歩踏み外したら一巻の終わり〟みたいな発想のつまんない人が量産されてしまうんじゃないかな、と思うんですけど
言い方を変えれば、失敗を恐れてなにも冒険しない人、ですかね
人と違うことをしようという発想もあまりないから、自分の人生はあとこのイベントとこれとこれをやったらだいたい終わりか‥というように先がある程度見えてしまう
そして閉塞感にさいなまれる
いいことないと思うんですけどね?
きちんとリスク管理をしたうえで、自分が挑戦したいと思ったことは挑戦していいし、十分に注意を払ったなら、失敗したっていいんですよ
注意が足りなかったな、ということだって経験です
何度も同じ失敗を繰り返しちゃ、ちょっとまずいですけどね
 
 
自分で選んだことというのは、たいていの困難は乗り越えられてしまう
やりたくもないのに辛いのと、自分の欲しいものが待ってるという期待感をもったうえで辛いのは、全然違いますからね
前者のようなことは、なぜか学校や多くの大人は我慢しろって言うけど、無視していいです
大人になったら我慢しちゃダメ
欲しいものは、すべて手に入れてください!
 
 
 
不満を抱えた大人たちが、争いを呼んでくる
 
『胸に突き刺さるような空気、気のようなもの、それが音楽の正体
音楽というものは、音がなくても、あるいは譜面がなくてもいいのではないか
実体としての、その人の生きざまとか、伝えようと思っていること、そういうものが音楽の正体。譜面や設計図を書くことはその表面にすぎない
これは音楽だけではなく、美術も、アートだけでなく料理も学問も同じ
そういうものを追い求めていくこと、人間を高めるための行為が、唯一のものをもって生きる、ということ』
 
別に、無理やり「自分を高めなきゃ、向上しなきゃ‥」なんて思わなくっていいんです
無理してんだったらそれはすぐにやめてください。時間の無駄だから
自分で望んだこと、ほんとにしたいことだったら、無理なんかしなくたって自然にもっと向上したいって思いますから
苦痛でしかないことをやめない、続ける選択をするのは自由ですが、くれぐれも他人にあたらないようにしてくださいね?
断言しておきます。なにかを嫌々やっている人は、子どものため、家族のためとその〝理由づけ〟がどれだけもっともらしかろうと、自分だけでなく必ず他人の足を引っ張りますから
冗談じゃなく、そういう〝不満を抱えた人たち〟が世界を混乱させているんですよ?
自分はこんなにいろんなことに耐えているのに、あいつらだけなんだか幸せそうなのは悔しい。奪ってやろうってね
それは絵にかいたような悪人の話ではないですよ
あなたの隣にいるようなごく普通の一般人のことでもあるし、国のトップにいるような連中のことでもあります
 
幸福の追求が人間の権利であるように、不幸にならないことは人間の義務だとわたしは思いますよ
 
 
 
大人になるということ
 
『フロンティア精神をもって、空いている電車に乗れ
自分で選んだ道であれば、どんな道もつくれる。前に誰かがつくった道、階段があったとしても、それを登らなければいけないなどと思うな
自分でつくって、それを上がればいい。それには、自分の意志、主張、哲学、思想、そういうものをしっかりともつことが必要』
 
大人になったら完璧な生きものになれると思っていた人は、残念でしたね。わたしもそうです
どうやら勉強はまだまだ終わらないみたいですよ?
でも、学校の勉強なんかより全然楽しいですから、心配しないでください
 
大人になったら自由すぎて、なにを選んだらいいのか全然わからない人は大変ですね。わたしもそうでした
怖いんですよね。なにかを選ぶことでなにかを選べなくなることが
でも間違いなく自由なんですよ
ひとつしか選べないなんて誰が決めたんですか?
学校でそう教わりましたか?
なんでもかんでもとろうとしたら世の中の人たちが攻撃してくるから控えめにしとけって?欲張るなって?
〝自分が本当に欲しい〟と思うものなら、全部とりに行ってください
〝それ〟はあなたが来るのをずっと待っています。いつまで待たせるつもりですか?
 
あなたがなにを突きつめたいと思ったとしても、どうしたっていろんな経験が必要です
自分が欲しいと思った〝すべて〟は、あなたが突きつめたい〝ひとつ〟につながっているんですよ
だから遠慮せず、罪悪感なんて感じなくて大丈夫なので、ガンガンとりに行ってください
 
もう一度言います。〝それ〟はあなたを待っています
ずっと
 
 
ではこのへんで
バイバイ!