袖すりあう千人ではなく、目の前の一人に向けて
『客席にいるただ一人に音が届けば、それでいいんだ』
さそうあきら、神童 3巻
以前同じ作者の『マエストロ』というマンガを紹介しましたが、今回はピアニストのお話です
ちなみにその記事で「マエストロなんて呼ばれたことない」というどうでもいい入りをしていましたが、その直後に奥さんに「マエストロguts」と10回くらい呼ばれたのでもうそのネタは使えませんね
いや、使う必要は特にないんですけど‥
ちなみに、その直後にパンツ(ズボンではなくパンティーのほうですよ)が裏表なのを指摘されたことはここだけの話です
この作品は、映画を先に観ましたね。これです
大丈夫、あたしは音楽だから
素敵なフレーズですね。ちなみに、私は日常的に自分が音楽だというような痛々しい発言をすることがたまにありますが、元ネタはここです
まあ、意味なく言ってるわけじゃあないですけどね
音楽をもっともっとクリアに、なんのフィルターも通さず聴きたくて、もう、音楽になりたいと思っていましたから
少しくらいは、音楽を名乗る資格があるかなあ、と
映画のイメージが強かったので、マンガはそんなに印象に残ってないですね
いいマンガだったと思いますけど
『客席にいるただ一人に音が届けば、それでいいんだ』
私はいま北海道函館市に住んでいますが、札幌に住んでいたとき、大好きで追っかけていたDJがいます
本名は自粛しますが、ヤマさんといいます
その当時、本人からではなく間接的にではありますが、ヤマさんが「フロアにいる〝ひとり〟に向けて曲をかけている」ということを言っていたと聞きました
その話はとても印象に残っていて、その数年後にひょんなことからとんでもない人数の前で歌うことになったとき、その言葉を思い出して乗り切ったことを覚えています
そのときは、目の前の人たちというか、もっともっと遠い、いつか会いたい人たちに向けて歌いましたが
そしてこの言葉は、ビジネス書、とりわけマーケティング関連の本を読んでいるとたまに目にすることがあります
核心をついた言葉、本質にたどり着いている言葉は、枠を越えていろんな場面で作用する、ということなんでしょうね
このへんでお開きにしましょうか
バイバイ!