ノルウェイの森の、もうちょいと奥まで

読書ノートから、世界の本質をひも解く

27歳で死ぬアーティストが多いって?こじつけるよねえ

『たぶん、生きている人の方が強いですよ』

 

江國香織落下する夕方

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勢いがあるのでどんどんポストしています

guts koporu takkaです

ヒロシです

 

いえ、違います

guts koporu takkaです

 

 

さて、江國さんですが、これは私が初めて読んだ江國さんですね

世の中にははじめてのおつかいだったり、いろんな初めてが溢れているわけですが、これは私の、初めての江國、なわけです

しつこいですね

 

最初はなんか、〝出会った感〟がありました

言うまでもなく私はハルキ・ムラカーミが好きなわけですが(ブログタイトルに出ちゃってますからね)、なんか村上春樹っぽいなあ、と思ったわけです

文体がとかそういうんじゃなく、なんというか空気感が

まあ、あくまでも私的な感触ですけどね

 

そんなわけで割とスイスイ読み進んでいったわけですが(やっぱり未知なものに〝馴染む〟のって普通はある程度の時間がかかりますからね)、最初がこれでよかった

詳しい内容までは覚えていないけど(本のあら筋を詳述するブログではありません)、どうしようもなく世界と溶け合うことができない、そんな少女が出てくるお話だった気が

んで、お察しのとおりハッピーエンドではなかった気が

 

だけどいろんな人生や体験をバーチャルに体験するのが本の醍醐味なわけで

もちろん実体験には絶対に敵わないし、本当に体験してみたいことは是が非でも実際にやってみる、行ってみるべきなんだけど、それでも本を読むことは大切なわけですよ

 

 

たぶん、生きている人の方が強いですよ』

このセンテンス

旅立って行った人たちを否定する気はないけれど、今さら

だけどカート・コバーンしかり、三島由紀夫しかり

死は彼らを美化してしまうわけです

それらは、〝ある程度の真実を含んだ〟誇張なわけです

 

死を選ぶことは、立派なことではないですよ

しがみついてでも生きなければいけないんです

生まれてくるタイミングが選べないのに、死ぬタイミングを勝手に決めていいわけがない

それは自然なことだと思うんだけどなあ

特にここで自殺の是非を論じるつもりもないけれど

 

なんのために生まれてきたのか、なんて考えるから行き詰まる

もとい、生き詰まる

なにをしたいのか、でいいんですよ

時間を止めたいくらいに

永遠に生きていたいくらいに

 

この流れだと引用した文章からは逸れてるかな

うん、生きてるほうが強いってのは、それは死んでどこに行くのかはわからないけれど、生きてすべてを受け入れるほうが強い、って意味ですよね、たぶん

 

まあでもどうせ生きるなら、その為には余裕で耐え忍んじゃうくらい楽しいなにかを見つけたほうが強いっていうか、賢いよね

みんなわかってるでしょう?

ほんとに楽しいと思えるなにかは、半端じゃなく楽しいんだから

 

と、強引に流れを戻す!

今回は、ここで

バイバイ!